4. 年金を知って老後対策を

6月15日支給分から年金は増額となりましたが、物価上昇には負けるため「実質目減り」です。

一見シニアの年金額は高いように思えるかもしれませんが、「2ヶ月分の支払い」であることや、実際の受給額は人によって大きく違う点に注意が必要です。

まずは自分や夫婦の年金額について、ねんきん定期便やねんきんネットなどで確認するようにしましょう。

未納期間がある方や報酬額が低い方などは、見込額が想定以上に少ない可能性もあります。

老後の生活を考えたときに不足する金額があると感じた場合は、早急に対策を始めましょう。

老後対策といっても、できることは貯金を増やすだけではありません。

  • 働き続ける
  • 健康を維持する
  • 老後資金の貯蓄をする
  • 老後も資産運用を活用し、資産が減るスピードをゆるやかにする
  • 厚生年金の加入期間を伸ばして年金額をあげる
  • 不動産収入などの不労所得を得る
  • iDeCoや個人年金保険などで独自の年金を作る

など、対策方法は多岐に渡ります。ただし、どれが自分にあっているかは、個々の状況によって異なるでしょう。

メリットやデメリットも含め、しっかり情報収集をしておきましょう。

参考資料

太田 彩子