3. 【α世代はどんな世代?】LINEを利用している子どもは35%以上
では、LINEやSNSを利用しているα世代はどのくらいいるのでしょうか?
アットホームが実施した調査では、スマートフォン・タブレット端末でLINEを利用している小学生は36.3%、SNSを利用している小学生は16.5%でした。半数には届かなかったものの、LINEやSNSを利用している子どもは一定数いるようです。
また、LINEデビューの年齢は平均8.9歳、SNS デビューの年齢は平均9.0 歳と、デジタルネイティブと言われるα世代は、小学校低学年からLINEやSNSを使いこなしていることが分かりました。
4. 【α世代はどんな世代?】習い事ランキングの1位は「水泳」
続いて、α世代の習い事について調べてみました。
トップは「水泳」、次いで「英語・英会話」「学習塾」と続きました。2012年より中学校体育で必修化、小学校の学習指導要領にも組み込まれている「ダンス」も6位にランクインしています。また、習い事の数は平均1.7個、習い事にかけている費用は月平均1.8万円でした。
5. 【α世代はどんな世代?】興味・関心は「体験」を重視
α世代の特徴として、モノよりも経験を重視すると言われています。そこで、子どもの頃の親世代と、現在の子ども世代(α世代)が興味を持っていたモノ・コトを調査し、比較してみました。
<親世代が子どもの頃に興味を持っていたモノ・コト>
野球、お絵描き、一輪車、おままごと、電車、車、サッカー、漫画など
<α世代が現在興味を持っているモノ・コト>
ゲーム、動物、新幹線、プログラミング、お菓子づくり、歴史、生き物観察、英語、ダンス、投資など
親世代と同様に電車やスポーツに興味がある一方で、親世代に比べてα世代は体験できることに興味関心があるようです。
また、アットホームの調査で、α世代の子どもを持つ親に「自身が子どもだった頃と比べて、子育て中に驚いたことや違いを感じたことはありますか?」と聞いてみたところ、多数の回答が集まりました。子育て中にギャップを感じている親世代は多いようです。
<自身が子どもだった頃と比べて、子育て中に驚いたことや違いを感じたことは?>
- 小学校低学年からスマートフォンを所持しており、オンラインでのつながりが多い
- 学校にGPSを持って行く。黒板ではなくプロジェクターを使って授業をする
- 待合せをLINEなどで行う
- 子どもとおままごとをしていたら、支払いがQRコード決済だった
- 徒競走に順位をつけない
- 3歳くらいの小さな子どもも習い事をしている
- 父親が積極的に幼稚園や学校の行事に参加している