2. 6月送付の「年金振込通知」の見方とは?
年金を受給している方には、毎年6月頃に、2024年度の年金受給額が記載された「年金振込通知書」が送付されます。
送付された年金振込通知書の金額が最新のものとなっているため、自宅に届いたら必ず確認しましょう。
年金振込通知書で始めに確認しておきたい項目は、「年金支払額」と「控除後振込額」です。
年金支払額には、公的年金の「総支給額」が記載されており、税金や社会保険料が「天引きされる前の金額」です。
控除後振込額には、「税金や社会保険料が天引きされた後の金額」が記載されており、いわゆる「年金の手取り額」となります。
次に「所得税および復興特別所得税」「個人住民税」「介護保険料」「後期高齢者医療保険料、国民健康保険料(税)」の金額を確認しておけると良いです。
上記は、年金から天引きされる税金・社会保険料となっているため、年金から「何がどのくらい差し引かれるのか」「極端に多く天引きされているものはないか」などを確認しておきましょう。
さて、ここまで年金支給日や年金振込通知書の見方を確認してきましたが、公的年金は月額どのくらい受け取ることができるのでしょうか。
次章で現在の高齢者の年金受給事情を見ていきます。