高校や大学に進学したことをきっかけに、アルバイトを始めようと考えている方も多いのではないでしょうか。

コンビニやスーパーの店員、大学生であれば塾講師など、アルバイトの定番は多くありますが、最初のアルバイト先として「飲食店」を検討する人も多いのではないでしょうか。

しかし「バイト先をどう選んだらいいかわからない」「仕事を続けられるのかな」「職場の雰囲気はどうなんだろう」など、初めてならではの悩みもあるはず。

そこで今回は、経験者の声から働いてみたい飲食店の特徴を見ていきます。

1. どんな飲食店で働いている?

はじめに、Z世代がどのようなアルバイト経験を持っているのか、イクシアス株式会社が実施した「アルバイト探しに関する実態調査」を見ていきましょう。

1.1 調査概要

  • 調査方法 :インターネットによるアンケート調査
  • 調査対象 :全国16〜25歳の男女
  • 調査日  :2025年4月
  • 有効回答数:2,000件
  • 調査機関 :Freeasy

1.2 アルバイト経験は飲食店が最多

過去3年間でどのようなアルバイト経験があるかを見てみましょう。

「あなたが過去3年間でアルバイトをしたことのある業種を教えてください」という質問に対して、最も多かった回答は「飲食店」が402人で全体の約20%を占めています。次いで「スーパー」が166人、「コンビニ」が137人と続いており、Z世代にとって飲食店が非常に身近なアルバイト先であることがわかります。

とくに大学生にとっては、講義のない夜に居酒屋で働いたり、授業がない日に定食屋でランチタイムだけ働いたりと、ライフスタイルに合わせてシフトを組みやすいのが飲食店の魅力です。

忙しい時間帯を任されることも多いですが、シフトの調整によって学業と両立しやすいのも、人気の理由と言えるでしょう。

1.3 飲食店で最も多い勤務先はファーストフード店!

さらに、飲食店でのアルバイト経験がある方に「働いたことのある、飲食店のジャンルを教えてください」と質問すると、ファーストフード店が151人で最多でした。次いで「ファミレス」が80人、「居酒屋」が76人、「カフェ/喫茶店」が67人という結果になりました。

ファーストフードやファミレス、カフェといった、比較的カジュアルで未経験からでも始めやすいジャンルでの経験が多いようです。これらの飲食店は友人同士で応募したり、学校の近くで探したりしやすいため、Z世代に選ばれているのではないでしょうか。