大学生の子どもが親元を離れて一人暮らしをするとなると、生活面や健康管理のことなど、親として心配が尽きないものです。そしてやはり、「ひとり暮らしの生活費がいくらかかるのか」も気になることのひとつでしょう。
全国大学生活協同組合連合会の「第59回 学生生活実態調査 概要報告」によると、大学生が日常生活の中で悩んでいることの第1位は「生活費やお金のこと」となっています。親だけでなく、子ども自身もお金について不安を感じているようです。
そこで本記事では、大学生の子どもがひとり暮らしをする際に必要な費用について、詳しく解説していきます。
1. ひとり暮らし大学生の生活費は平均約9万円
日本学生支援機構の「令和4年度学生生活調査」によると、大学生がひとり暮らしをする際にかかる生活費は1年間で平均107万1800円で、月額にすると約9万円です。
詳しい内訳は以下の通りです。
上図のとおり、ひとり暮らしの場合、生活費の中で最も大きな割合を占めるのが住居・光熱費で、年間45万5400円かかり、全体の42.5%を占めています。月額にすると約3万8000円かかる計算です。
なお、この金額は全国平均なので、都市部に住む場合はさらに高額になることが考えられます。