4. 温暖化のいま知っておきたい「失敗しない宿根草の育て方」

夏の庭をクールに彩る宿根草

様々な種類の花が咲いている様子。花の色は白色、淡い紫色、赤色、黄色など。

Gerry Bishop/shutterstock.com

4.1 水はけや風通しをよくする

宿根草はジメジメした土壌よりやや乾きぎみの場所を好みます。土にパーライトを混ぜると水はけがよくなるのでオススメ。土を盛り上げたやや高めの花壇も水はけに効果的です。

株元が蒸れると弱ってしまうので、地面近くの葉は取り除き、空気の流れをよくしましょう。

4.2 水やりは涼しい時間帯に

気温が高いときに水やりすると、水がお湯のようになり根を傷めます。夏は朝夕の涼しい時間帯に水を与えるのが鉄則。

植え付け直後のみこまめに水を与え、しっかり根付いたら夏でも週1~2回程度にします。土が乾いたらタップリと、メリハリのある水やりを心がけましょう。

4.3 肥料は控えめにする

宿根草は本来性質が強く、自然の野山のように肥沃でない場所でも生育可能。肥料がなくて枯れてしまうことはありません。

多肥が原因でかえって軟弱な株になることも。肥料を控えめにして、夏の暑さもラクラクと乗り越えるタフな株に育てましょう。