2. 富裕層が避けること(1)見栄のためにお金を使う
富裕層と聞くと、ブランド物のアイテムを多く身につけたり、高級車を何台も所有していたりするイメージが湧くかもしれません。
しかし、筆者が実際に出会った富裕層は「自分が必要なものだけにお金を使う」という人が多く、見栄のためにお金を使うような人はいませんでした。
むしろ、庶民的なブランドを好む人が多く、「富裕層かどうかは見た目では分からないのだな」と実感した覚えがあります。
もちろん中には高級車を多く所有されている方もいましたが、そういった方は本当に車が好きでコレクションしており、決して「他人に見せびらかしたい」という気持ちから購入しているのではないようです。
富裕層のようにまとまった資産を築くためには、洋服や日用品、車など見栄のためにお金をかけるのではなく、自分に合っているものや必要なものを上手にチョイスすることが大切です。
3. 富裕層が避けること(2)タンス預金を行う
富裕層は、タンス預金を行わないことも特徴のひとつです。
相続税や贈与税など税金対策に取り組む富裕層は、むしろタンス預金を活用しているイメージがあるかもしれません。
しかし、税金対策のために現金を隠すことは、かえって追徴を受ける可能性が高くなります。
通常時でも高い税率を負担している富裕層ですから、さらに税負担が大きくなるようなことは避けたいと思うのが当然でしょう。
また、急激なインフレが進行している現在では、タンス預金でお金の価値が目減りしてしまうリスクもあります。
タンス預金は当然1円も利息がつきませんので、物価が上昇するほどお金の価値が減少してしまいます。
「お金にも働いてもらう」ということの重要性を知っている富裕層は、タンス預金で眠らせておくようなことはせず、資産運用に充てるなどインフレ対策にも積極的に取り組んでいます。