4. 「飲みニケーション」代表格・歓送迎会、参加費はいくら?

株式会社リクルート外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』が、2024年春の「歓送迎会」などについて、2024年2月上旬にアンケートを実施しました。

調査概要は以下の通りです。

  • 調査方法:インターネットによる調査
  • 調査対象:首都圏、関西圏、東海圏に住む20~69歳の男女
  • 有効回答数:9864件 (首都圏 5059件、 関西圏 2595件、 東海圏 2210件)
  • 実施日:2024年2月1日~2024年2月13日
  • リリース公開日:2024年3月13日

4.1 「歓送迎会」平均想定予算は4404円で過去最高額

昨年、2023年における「歓送迎会」費用は、1回1人あたり実際の参加費が平均4593円。参加費は調査開始以来の最高額だったようです。

この背景として、少しでも魅力的な歓送迎会にするための人気店予約が増加していたり、飲食店の値上げしていたりすることが影響しているのかもしれませんね。

ちなみに、今年はそのことも折り込んでか、想定額が4404円と前年比で+406円と大幅に上昇していました。

想定予算と実際の参加費を比べると、毎年上振れしているため2024 年の参加費は調査開始以来の最高額を更新する可能性がありそうです。

5. まとめにかえて

調査結果からも、コロナ禍以降、多くの職場で「飲み会」の回数が少なくなっている様子が見受けられます。

また、年代を問わず半数以上の人が「飲みニケーションは不要」と考えていることも判明。いわゆる若者世代だけでなく、多くの人が費用負担や家族の時間が減ることを理由に仕事の「飲み会」を敬遠しがちな傾向があるようです。

とはいえ、職場の親睦を深めたり、新入社員や異動者が働きやすくなる環境づくりに「飲み会」が一役買うシーンも多いかもしれません。

春は「飲み会」シーズンのひとつ。自分の職場で今後どうなっていくか、注目していきたいところですね。

参考資料

花輪 えみ