3. シンプル&無骨なインテリア
インテリアはシンプルで道具感のあるデザインに。
メーターはシンプルで見やすい王道レイアウトを継承しながらも、オプティトロンメーター+4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイが設置されています。
また、左右で大きさが異なる2枚ドアを全開にして使えるラッゲジは、左片扉だけを開けて手軽に出し入れすることも可能です。
そして奥行きの深いラゲージスペースは、リヤシートをタンブル機能により折りたたむことで、さらに広いスペースとして使うことができ様々なアクティビティに対応する積載スペースを確保しています。
4. ランクルの力強さは「パワーユニット」にあり
ランドクルーザー70シリーズのパワーユニットには、直列4気筒 2.8L ディーゼルエンジンの1GD-FTV型を採用。
水冷式インタークーラー、ターボチャージャー、ピストン燃焼室をはじめとするエンジン各部の形状・構造を最適化し、最高出力150kW、最大トルク500N・mものパワフルな動力性能を獲得しています。
4.1 悪路走破性能
歴代のランドクルーザーから継承される丈夫で耐久性に優れたラダーフレームを採用し、オフロード走行時の安定した走破性だけでなく、オンロードでの安定性や快適な乗り心地にも配慮しています。
そして、悪路走行に欠かせない電動デフロックに加え、駆動力・制動力制御システムを採用。
高い操縦安定性を確保するとともに、サスペンションの性能向上や6速オートマチックトランスミッションの採用など、優れたオフロード走破性を維持しています。
さらに200mmの最低地上高と、険しい傾斜も越えていける対地障害角も確保。アプローチアングル、デパーチャーアングルなども本格オフローダーにふさわしい十分な値をマークし、優れたオフロード性能を発揮します。
4.2 安全性能
新型となったランドクルーザー「70」シリーズが歴代のHEAVY DUTY(ヘビーデューティー)系と最も異なるのは、先進安全装備です。
新型ランクル70には、Toyota Safety Senseやバックモニターを採用。Toyota Safety Senseには、新採用のプリクラッシュセーフティ、コンライト、ドライブスタートコントロールなどが含まれており、オフロード走行はもちろんオンロードでの安全安心にも配慮しています。
5. ランドクルーザー「70」をおすすめする人は?
ランドクルーザー「70」は、本格的なクロスカントリー車を求めるだけでなく、レトロなデザインや、高級車のイメージが強い他のランクルにはない機能性重視のコンセプトに共感する人におすすめです。
6. まとめにかえて
ランドクルーザーファンがこよなく愛する「ななまる」ですが、歴代モデルは所有するにはハードルが高く、実用性も低かったことで敬遠する人もいたでしょう。
しかし新しくなったランドクルーザー「70」シリースは、ディーゼルエンジンによる経済性や安全装備も充実しており、乗用車として所有も可能なモデルとなりました。
そのため、300、250、70というランドクルーザーシリーズの中でも、最も人気があるモデルになるのはこの「70」シリースとなるでしょう。
参考資料
田中 秀雄