2. 【最新】国家公務員の定年退職金はいくら?
「公務員」とは国や自治体に勤務し、営利を目的とせずに社会の環境整備を仕事としている人のこと。
大きく分けて、公務員は「国家公務員」と「地方公務員」に区分され、職種が異なります。
それぞれの具体的な職種と職員数は、下記のとおりです。
2.1 【公務員】国家公務員・地方公務員の職種と職員数
- 国家公務員:自衛官、裁判官、検察官、国会議員、大使など
- 地方公務員:教員、役場職員、警察官、消防官、自治体議員など
地方公務員のケースでは、勤務する都道府県や市町村によって給与水準や退職金が異なります。
内閣官房の退職金に関する調査によると、定年退職を理由とする国家公務員の退職金は下記のとおりです。
2.2 退職理由が「定年」の国家公務員の受給者数・平均支給額
《常勤職員》
- 受給者数:1万4283人
- 平均支給額:2112万2000円
《うち、行政職俸給表(一)適用者》
- 受給者数:4086人
- 平均支給額:2111万4000円
常勤職員、行政職俸給表(一)適用者ともに、平均支給額が2000万円以上であるとわかります。
国家公務員の退職金は、2000万円を超える可能性が高いといえるでしょう。
また最近では、就職氷河期世代を対象とする採用が積極的に行われるなど中途採用の職員も増加傾向にあります。
次の章では、勤続年数ごとの定年退職金の実態を見ていきましょう。