テレビやCMなどを含めて、転職サイトの広告を目にすることが増えてきたように思います。
一昔前までは、終身雇用が当たり前で転職というとネガティブなイメージもある程度残っていたもの。
しかし、今の時代そうではないといえるでしょう。転職してキャリアアップしている方は決して少なくありません。
また、公務員といえば一般企業と比べて高待遇なイメージがあります。とくに定年時にはまとまった額の退職金を受け取れることから「一生安泰」な印象を抱く人もいるでしょう。
今回は最新の意識調査をまじえながら、公務員の退職金事情などを確認していきます。
記事の後半では、一般企業の退職金とも比較しながらチェックしていきましょう。
1. 【意識調査】「子/孫に勤めてほしい」企業ランキング
2024年4月25日、リスクモンスター株式会社は「第12回 お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業」調査の結果を発表。
調査概要は以下の通りです。
- 調査名称:第12回「お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業」調査
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象者:未成年の子・孫(男女)をもつ20~69歳の男女個人800名
- 調査対象企業と選定方法:各業界の大手企業・組織200社を抽出
- アンケート母数:800サンプル
- 実施期間:2024年3月15日(金)
1.1 前回に引き続き「子/孫に勤めてほしい」ランキング1位・2位を「公務員」が独占
今回の調査結果では「国家公務員」が1位(回答率16.0%)、「地方公務員」(同13.3%)が2位と上位を独占。
経営の「安定性」を最も重視する親や祖父母世代からは、依然として公務員の人気が高い様子がわかります。
さらに、自身が就職を希望する職種でも「公務員」は上位にランクイン。就活生においても「安定性」を重視していることが明らかになりました。
それでは、ひとことに公務員とはいえ「国家公務員」と「地方公務員」では、どのように違うのでしょうか。
次の章では「国家公務員」と「地方公務員」の違いやについて解説していきます。