4. 年金のよくある質問(FAQ)
ここでは年金にまつわる「よくある質問」について見ていきます。
4.1 Q1. 厚生年金と国民年金の違いはなんですか?
A1. 公的年金は2階建ての構造となっており、1階が国民年金、2階が厚生年金です。
国民年金 | 厚生年金 | |
加入者 | 原則日本に住む20歳~60歳未満の人 | 公務員や会社員など |
受給額(月額) |
満額:6万6250円 平均:5万6368円 |
平均:14万3965円 |
保険料(月額) | 1万6520円 | 報酬によって異なる |
支給開始年齢 | 原則65歳 | 原則65歳(特別支給の老齢厚生年金あり) |
受給資格期間 | 10年 | 1ヶ月 |
4.2 Q2. 自分の基礎年金番号はどこで確認できますか?
A1. 会社員の方は、勤務先で確認することができます。
もしくは基礎年金番号通知書、年金手帳(青色)、国民年金保険料の口座振替額通知書、国民年金保険料の納付書や領収書、年金証書、年金額改定通知書等の通知書等でも確認できます。
4.3 Q3. 月の途中で転職すると、厚生年金保険料はどうなりますか?
A1. 資格取得した月の保険料から支払う必要があります。
保険料は月単位で計算するので、月の途中で退職した場合は前月分までを納めます。月の途中で新しい会社に入社した場合、その月から保険料を支払います。
5. 年金見込み額をチェックして備えを始めよう
ここまで、年金と天引きされるお金について確認を行いました。
現役時代の給与と同じように、年金からも税金や保険料が天引きされるため、額面と手取り額は異なります。
また、ねんきん定期便やねんきんネットで確認する数字は天引き前の金額のため、実際の受け取り額とは異なるので注意が必要です。
早いうちからねんきん定期便やねんきんネットを活用して、実際の手取り額が減ることを認識したうえで老後の計画を立てましょう。
人生100年時代と、日本人には長い老後生活が待っています。生活するためには今まで以上にお金が必要になります。
早い内から準備を始め、余裕を持って老後を迎えたいですね。