植物の生育がもっとも活発になる5月は、挿し芽で植物を増やすのに最適な季節。お気に入りの花や、やっと手に入れたレア品種などを増やして大切に育ててみませんか。

大切な植物がもし枯れてしまっても、挿し芽で作ったストック苗があると心配無用です。今回は挿し芽の作り方や、簡単に挿し芽できる品種を参考価格とともに紹介します。

記事最後には失敗しない挿し芽作りのコツもこっそり伝授。挿し芽にチャレンジするときの参考にしてくださいね。

1. この記事で紹介する「挿し芽」にまつわるあれこれ

  • 挿し芽とは?
  • 挿し芽の作り方
  • 挿し芽しやすい草花<おすすめ5選>
  • 挿し芽づくりに成功する4つのコツ

2. 「挿し芽」って何?「挿し木」とはどこが違うの?

【写真1枚目/全8枚】お気に入りの植物を増やす「挿し芽」とは?この後の写真では挿し芽しやすい草花などを紹介します!

ローズマリーの芽を指でつまんで育苗ポリポットに差し込んでいる

Floki/shutterstock.com

「挿し芽」は草花の枝や茎を切り取って土に挿し、株を増やす方法。「挿し木」との違いは使う植物の種類で、挿し木は「樹木」、挿し芽は「草花」を対象とします。

挿し芽にするのは春になって新芽が出てきた枝や茎。切り取って土に挿したあとしばらくすると、切り口から根が伸びてひとつの株として生長します。