2. 「つみたて投資枠」を使った毎月の積立額、平均は「5万8628円」
国内最大級の家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する株式会社400Fは、2024年4月18日に「オカネコ 新NISAの利用意向調査2024年4月」を公表しました。
この調査から「つみたて投資枠」を使った毎月の積立平均金額は5万8628円という結果が出ました。
毎月の積立額には、年代ごとに違いも見られます。
- 18~29歳:4万2000円
- 30~39歳:5万6102円
- 40~49歳:6万1606円
- 50~59歳:5万9069円
- 60~69歳:6万4630円
- 70歳以上:5万3182円
収入の多さやライフステージの違いにより、毎月積立投資できる金額には差があるものです。
そこで次章では、「毎月1万円・3万円・5万円・10万円」とさまざまなバリエーションで20年間運用した場合の資産額をシミュレーションしてみました。
3. 「月1万円・20年間」を利回り3%で運用した場合
では、新NISAのつみたて投資枠で「月1万円・20年間」で運用した場合の結果をみてみましょう。
今回はすべてのシミュレーションにおいて、利回り(年率)3%で運用できたと仮定して試算します。
3.1 シミュレーション結果
- 328万円(元本240万円+利益88万円)
元本は240万円であるのに対して、利益が88万円という結果になりました。
次章では「毎月3万円」に金額を上げて検証してみましょう。
4. 「月3万円・20年間」を利回り3%で運用した場合
では、新NISAのつみたて投資枠で「月3万円・20年間」で運用した場合の結果を確認していきます。
4.1 シミュレーション結果
- 985万円(元本720万円+利益265万円)
上記を見ると、20年間で1000万近くの資産となり、そのうち265万円は利益でした。
預貯金だけでここまでの資産を築くのは難しいでしょう。
ちなみに通常は利益に対して約2割が課税されますが、NISAでは利益が非課税となります。
課税口座での資産運用に比べても効率的に資産が増やせるのも嬉しいポイントですね。
次章からは冒頭の調査結果で最も多かった「5万円」での積立投資をシミュレーションしてみましょう。