【新NISAシミュレーション】お金のプロが解説!「毎月1万円・3万円・5万円・10万円」で20年間運用したら資産はどうなる?
リニューアルした「金融庁つみたてシミュレーター」で試算してみた
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皆さんは「新NISA」を始めていますか?「新NISA」は2024年1月からスタートした税制優遇制度です。
最近はテレビやメディアで取り上げられることも多く、目にする機会が多いと思います。
2024年2月9日に金融庁が公表した「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について」によると、2023年12月末時点でのNISA(一般・つみたて)の買付額はおよそ35兆円にものぼっています。
今回は、普段はファイナンシャルアドバイザーとして勤務する筆者が「新NISA制度」の概要と、将来に向けた積立投資のシミュレーションをご紹介していきます。
1. 新NISA(ニーサ)制度をわかりやすく解説
まずは新NISA制度とは何か、という点ついて解説していきます。
1.1 新NISAのポイントまとめ
- 非課税保有期間:無期限化
- 口座開設期間: 恒久化
- 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」:併用可能
- 年間投資枠: 成長投資枠「年間240万円」・つみたて投資枠「年間120万円」
- 非課税保有限度額:全体で1800万円(成長投資枠:1200万円※枠の再利用可能)
仮につみたて投資枠だけを使う場合は、月10万円・年間120万円までの積立が可能になり、無期限で非課税保有ができるようになりました。
また、投資元本ベースで総額1800万円まで非課税枠の利用ができるようになり、これまで以上に多くの資金を長期間非課税で運用できるようになったのが「新NISA」です。
そんな新NISAですが、世間の人々はどのくらいの金額を投資しているのでしょうか。
次章で最新の意識調査の結果をご紹介します。
執筆者
沖縄県沖縄市出身。大阪の摂南大学を卒業後にブレイクダンスインストラクターという異色の経歴を持つ。その後、ジブラルタ生命保険に入社しルーキーながら受賞歴多数。特に地域のお客様を中心に資産運用、介護、がんについてのお金問題の解決に従事していた。現在は金融IT企業で個人向け資産運用コンサルティング業務を行う。一種外務員資格(証券外務員一種)、TLC(生保協会認定FP)、その他資格保有。
監修者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元銀行員
武庫川女子大学文学部卒業後、2015年に株式会社三菱UFJ銀行に入社。国内外株式の仲介、国内外の債券、投資信託、生命保険、住宅ローンなどの販売を通じ、主に個人顧客向けに資産運用提案業務に従事した。特に投資信託、保険商品の提案を得意とし、豊富な金融知識を活かした丁寧で分かりやすい提案が強み。表彰歴多数。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームのメディア編集本部・LIMO編集部に所属。「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」では厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の公開情報から、年金制度の仕組み、退職金、資産運用や貯蓄、NISA、iDeCoなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。(2024年6月21日更新)。