【3位】味噌汁の配膳位置
一般的に、左手前にご飯、その隣に味噌汁、奥に主菜を配置するのが伝統的な配膳位置と言われています。
関東では昔ながらの形式で味噌汁を右手前に置くのに対し、関西では左奥に配膳するケースが多いのだとか。
慣れていればいるほど、配置に対しては特別意識しないものですよね。
関西で味噌汁を左奥に置くようになった理由として、効率を重視して熱い汁ものは奥に配置する目的があったり、主菜を目立たせたりするためと考えられています。
言われてみればアツアツかつ液体である味噌汁が手前にあると、奥にある主菜が取りにくいような気もしますね。
味噌汁を左奥に置くのは、効率重視な商人文化が根付く関西だからこそ生まれた配置と言えるかもしれません。
【4位】灯油用ポリタンクの色
寒い季節になると家庭でもよく見かけるようになる灯油用ポリタンク。関東では赤、関西では青の灯油用ポリタンクが使われているようです。
関東の灯油用ポリタンクが赤なのは「危険」であることを示すため、関西で青が主流なのは塗料が安かったからと言われています。
ちなみに灯油用ポリタンクの色は、太陽光による灯油の品質低下を防ぐため、白以外にするよう定められています。
冬場に関東や関西を訪れるときは、ガソリンスタンドで灯油を入れている様子にも注目したいですね。
【5位】改札に入れるICカード額
スムーズに改札を通るため、現代社会で欠かせない「ICカード」。
関東では初乗り運賃以上の残高がないと改札内に入れませんが、関西では1円以上残高があれば入ることが可能です。
関西の感覚で関東の改札を通ろうとしたら初乗り運賃の金額がICカードに入っておらず、急いで引き返して入金した経験がある人もいるのではないでしょうか。
関西ではICカードの残高が足りない場合、改札を出る前に精算機でチャージ可能。ちなみにSuicaやPASMOといった関東で主流のICカードも、関西圏なら初乗り運賃の残高がなくても改札内に入れます。
急いでいるとき、1円入っていれば改札内に入場できる関西のシステムが便利そうです。
今回の調査で明らかになった「関東と関西で違って驚く文化・風習」ランキング上位5位
関東と関西の文化・習慣の違いはたくさん!現地に行くとき意識してみて
今回紹介したもの以外にも、関東と関西には文化や習慣の違いがたくさんあります。
たとえば関東ではお好み焼きをピザのように切ってみんなでシェアするのに対し、関西では一口サイズに四角く切って1人1枚食べる傾向にあるのだとか。
みなさんが普段意識しているものはランクインされていたでしょうか。
同じ国のなかで、さまざまな違いが見られるのが関東と関西の興味深いところ。旅行や出張などで現地に行くときは、少し意識してみるのも楽しいかもしれません。
参考資料
花輪 えみ