2024年1月19日、厚生労働省からの発表によると、2024年の公的年金額は前年比で2.7%増加することが確認されました。
年金は隔月で支給され、その支給日は土日や祝日にあたる場合、直前の平日に変更されることがあります。
老後に向けた計画を立てる際、最初に行うべきことは、自分の年金受給額を正確に把握することです。具体的な受給額を理解することで、必要な生活費と比較し、将来の老後資金の計画を立てることが可能となります。
本記事では、厚生労働省の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」に基づき、最新の年金受給額を深掘りします。
加えて、年金の平均受給額の詳細を分析し、読者が自身の年齢に応じた受給額を把握できるよう情報を提供します。どの程度の年金が期待できるのか、そして現実的な老後資金計画をどのように立てるべきかを考えていきましょう。
1. 2024年の年金支給日はいつか?【カレンダー】
公的年金は2ヶ月に1度、偶数月の15日が支給日となります。
支給日が、土日・祝祭日の場合は直前の平日となります。
1.1 年金支給日:支給対象月
- 2024年2月15日(木):2023年12月分・2024年1月分
- 2024年4月15日(月):2024年2月分・2024年3月分
- 2024年6月14日(金):2024年4月分・2024年5月分
- 2024年8月15日(木):2024年6月分・2024年7月分
- 2024年10月15日(火):2024年8月分・2024年9月分
- 2024年12月13日(金):2024年10月分・2024年11月分
しっかりチェックしておきましょう。
2. 2024年度は2.7%増額!厚生年金・国民年金のモデル年金額はいくら?
厚生労働省が公表した、2024年度最新の年金額の例を見てみましょう。
2.1 2024年度の年金額の例(国民年金と厚生年金)月額
- 国民年金(満額):6万8000円(+1750円)
- 厚生年金※:23万483円(+6001円)
※平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43万9000円)で 40年間就業した場合、受け取り始める「老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額)」。
厚生年金の平均受給額は、モデル夫婦に換算すると1人あたり16万2483円になります。老後に入ると、貯蓄を切り崩す世帯が増えることが予想されます。
自分の年金受給額や見込み額をしっかり把握し、老後の資金計画を立てることは重要です。次のセクションでは、年齢別の年金一覧表を基に、厚生年金の平均受給月額をチェックしていきましょう。