2. 月3万3333円の積立投資でいくらの資産を用意できるか
積立期間ごとにシミュレーションしてみましょう。なお、運用利回りは年率3%を前提とします。シミュレーションの結果は以下のとおりです。
2.1 月3万3333円の積立投資で用意できる資産額
積立期間:資産評価額(元本部分)
- 5年間:215万円(200万円)
- 10年間:465万円(400万円)
- 15年間 :756万円(599万円)
- 20年間:1093万円(799万円)
- 25年間:1485万円(999万円)
- 30年間:1941万円(1199万円)
月3万3333円の積立投資を20年間続ければ、1093万円の資産を用意できます。また、30年間続ければ1941万円もの資産を用意可能です。
そのため、月3万3333円の積立投資でも、積立期間が一定あればある程度の資産を用意できます。
3. 積立金額を増やすといくらの資産を作れるか
月3万3333円の積立投資をシミュレーションしましたが、毎月の積立金額を増やした場合はどれくらい資産を築けるのでしょうか。
投資額を月4万円~20万円に増やした場合でシミュレーションしてみましょう。なお、運用利回りは先ほどと同様に年率3%を前提とします。
シミュレーションの結果は以下のとおりです。
3.1 【積立期間10年】月4万円~20万円の積立で用意できる老後資金
毎月の積立額:資産評価額(元本部分)
- 4万円:559万円(480万円)
- 5万円:699万円(600万円)
- 7万円:978万円(840万円)
- 10万円:1397万円(1200万円)
- 20万円:2795万円(2400万円)
*元本部分1800万円部分まで非課税
3.2 【積立期間20年】月4万円~20万円の積立で用意できる老後資金
毎月の積立額:資産評価額(元本部分)
- 4万円:1313万円(960万円)
- 5万円:1642万円(1200万円)
- 7万円:2298万円(1680万円)
- 10万円:3283万円(2400万円)
- 20万円:6566万円(4800万円)
*元本部分1800万円部分まで非課税
3.3 【積立期間30年】月4万円~20万円の積立で用意できる老後資金
毎月の積立額:資産評価額(元本部分)
- 4万円:2331万円(1440万円)
- 5万円:2914万円(1800万円)
- 7万円:4079万円(2520万円)
- 10万円:5827万円(3600万円)
- 20万円:1億1655万円(7200万円)
*元本部分1800万円部分まで非課税
月10万円の積立投資を30年間続けたら、5827万円もの資産を築けます。さらに積立金額を月20万円にすれば、1億1655万円もの資産を用意することが可能です。
いま毎月3万3333円のまま積立投資を継続されている方は、資金に余裕があれば積立金額の増額を検討してみても良いでしょう。
4. 投資する銘柄も見直そう
投資金額を見直したあとは投資する銘柄も見直しましょう。
投資は運用利回りによって、資産評価額が大きく異なります。
全世界に投資するのかアメリカ企業全体に投資するのか、日本の個別企業に投資するのかなど、選択肢はさまざまです。
投資目的などを考えて、自分に合った銘柄を購入してみてください。
参考資料
苛原 寛