2024年1月から新NISAが始まりました。

新NISAは、従来のつみたてNISA・一般NISAがさらにパワーアップした制度です。

ただし、2023年までつみたてNISAをしていた人は積立金額をつみたてNISAの上限である月3万3333円のままにしている人も多いかもしれません。

そこで本記事では、新NISAになって月の積立金額を増やすべきかについて解説します。

積立金額別にみた将来用意できる資産額をシミュレーションするので参考にしてみてください。

1. 新NISAとはなにか

まずは、新NISAがどのような制度なのか確認しましょう。

新NISAは、従来の一般NISA・つみたてNISAがより充実した制度となっています。

年間に投資できる金額は360万円、非課税期間は無期限です。

【写真3枚】1枚目:新しいNISAの概要/2枚目以降:積立投資で資産をいくら作れるか?《シミュレーション結果表》を見る

新しいNISAの概要

出所:金融庁「NISAを知る」

つみたてNISAの投資額が年間40万円、非課税期間が20年間であったことを考えると、かなり制度が改善されたことがわかります。

さて、従来のNISAは一般NISA・つみたてNISAのいずれか1つしか利用できなかったため、つみたてNISAを選択した場合には年間40万円、月額では最大3万3333円の上限がありました。

つみたてNISAの積立金額を引き継いで新NISAでも毎月3万3333円の投資を続けた場合、将来的にどれくらいの資産額を用意できるでしょうか。

次章で、5~30年後に期待できる資産はいくらになるかをシミュレーションしてみます。