不動産情報サービスのアットホーム株式会社は、全国のアットホーム加盟店を対象に実施したインターネットによるアンケート調査をもとに、「環境に配慮した住まいにおすすめの条件・設備2024ランキング」を発表しました。(調査期間:2024年1月16日~1月23日)

その結果では、おすすめ1位として複層ガラス、2位に節水トイレ、3位に太陽光システムが続きました。

また不動産会社に聞いたところ、26.3%の方が環境に配慮した住まいを探す人が増えていると回答したとのこと。

住まいに関しても、環境に配慮したいという消費者が一定数いることがわかります。

地球温暖化や環境破壊が深刻化している近年では、環境にやさしい住まいづくりを目指したハウスメーカーや工務店が増えていると共に、国や自治体もさまざまな補助金制度を用意しています。

そこで本記事では、環境にやさしい住まいについて解説。

さらに、「環境に配慮した住まいにおすすめの条件・設備ランキング」で30%以上の不動産会社のスタッフがおすすめしている4つの設備について詳しく見ていくことにします。

1. 環境にやさしい住まいとは

環境にやさしい住まいとは、地域の気候風土を考慮しながら自然エネルギーを最大限に活用する家のことで、一般的には「省エネ住宅」、「エコハウス」などと呼ばれています。

具体的には断熱性や気密性を高めて冷暖房効率をアップする、空気熱や太陽熱などの自然エネルギーを活用するなどといった方法で、CO2の排出量を減らして地球環境への負荷を抑える工夫が施された住宅のことをいいます。

器として断熱性・気密性が優れていることを前提として、環境にやさしい設備を取り入れることで、結果的にライフサイクルコストを低減することが可能になります。

近年は前述したように、CO2削減や地球温暖化対策として、環境に配慮した住まいづくりが重要視されています。

アットホーム株式会社のアンケート調査による環境に配慮した「おすすめの条件・設備」の上位4つを見ていきましょう。