2. 世帯年収の平均・中央値はいくら?
厚生労働省の「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」によると、世帯年収の平均は545万7000円、中央値は423万円となっています。
平均値は高収入世帯の数値に引っ張られる傾向があるため、一般的な世帯貯蓄額の実態を知りたい方は中央値を参考にするのがおすすめです。
世帯年収の中央値は「423万円」となっており、この金額を基準にご自身の世帯年収と比較してみましょう。
では、専業主婦ではなく働いている女性は一体どれくらいの年収があるのでしょうか。次章でみていきます。
3. はたらく女性の平均年収はいくら?
国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、年齢階層別の平均年収は下記のとおりです。
女性全体の平均年収は約300万円となりました。
各家庭の収入や貯蓄事情は人によって異なるものです。
年齢別の世帯年収と比較するなどして、ご自身の家庭に十分な収入や蓄えがあれば無理に働く必要はありません。
各自の家庭事情に合わせて、専業主婦でいるのか共働きするのかを考えるとよいでしょう。
4. まとめにかえて
本記事では、実際の調査データをもとに、専業主婦世帯や共働き世帯について紹介していました。
専業主婦世帯は年々減少傾向にあり、今後も共働き世帯が増えることが想定されます。
現在の収入に不満や家計が苦しいと感じる場合、収入を上げることで家計の改善に繋がることもあります。
もし専業主婦であることに不安を感じているならば、短時間パートなどから始めてみるのも一つの方法です。
「老後資金」や「教育資金」など将来的な資金計画も見据え、今一度家計を振り返ってみてはいかがでしょうか。
参考資料
中本 智恵