Mastercard最上位カードとしてさまざまなサービスを展開するLUXURY CARDは、2024年3月22日にラグジュアリーカードの利用動向を読み解いた「2023年の新富裕層の消費動向」を発表しました。
会員層の6割以上が経営者層で、会員の平均年収は日本人の平均年収の5.4倍と日本における最高級カードといえます。
2016年に日本に上陸したラグジュアリーカードは、5周年を迎えた2021年11月よりブラックダイヤモンドを発行開始。
ブラックダイヤモンドは入会金110万円、年会費66万円となっており、招待を受けたゴールド会員しか申し込むことはできません。
今回は富裕層から支持されているラグジュアリーカードの調査から、「富裕層が何にお金を使ったのか」気になるお金の使い方をのぞいてみましょう。
1. そもそも日本に「富裕層」はどのくらいいるの?
野村総合研究所のニュースリリースでは、資産1億円を超える層を「富裕層」と分類しています。
同社のリリースによると、資産1億円超の世帯は日本に148万5000世帯存在します。割合にすると、日本全体の約2%が該当していることになります。
1.1 【一覧表】富裕層の世帯数と保有資産規模
- 超富裕層(5億円以上):9万世帯/105兆円
- 富裕層(1億円以上5億円未満):139万5000世帯/259兆円
- 準富裕層(5000万円以上1億円未満):325万4000世帯/258兆円
- アッパーマス層(3000万円以上5000万円未満):726万3000世帯/332兆円
- マス層(3000万円未満):4213万2000世帯/678兆円
内訳をみると、資産1億円以上~5億円未満が約2.6%(139万5000世帯)、5億円以上が約0.2%(9万世帯)です。
一見するとかなり少数派に見える富裕層ですが、日本でも富裕層は年々増加傾向にあります。
では、そんな現代の富裕層は一体何にお金を使っているのでしょうか。
2023年の全体のカード利用額は昨対比170%と過去最高額を更新、2023年12月単月のカード利用金額は前年同月比185%と過去最高記録をマークしたという、ラグジュアリーカードの調査から「富裕層のお金の使い方」をランキングで見ていきましょう。