そりゃ「納期1年以上待ち」になるよね…スズキ「新型ジムニー」の魅力をとことん整理！ ジムニー・ジムニーシエラのデザイン＆価格・スペック

2. 機能性を追求した内外装デザイン

新型ジムニーのデザインコンセプトは、機能に徹した飾らない潔さを追求した専門家が愛用する「プロの道具」です。

2.1 ジムニー/ジムニーシエラのエクステリア

ジムニー/ジムニーシエラのエクスエリアは、車両の姿勢を把握しやすいスクエアボディーに、面の剛性を高める造形や降雪時にも雪がたまりにくい凹凸が少ないボディー形状を採用。

走破性・積載性を高める機能に徹したこだわりのデザインとなっています。

またフロントでは、丸型ヘッドランプ、5スロットグリル、そしてクラムシェルボンネットフードなど、ジムニーの伝統を継承するデザインアイコンを随所に取り入れています。

さらにジムニーシエラは、材料着色樹脂のオーバーフェンダーとサイドアンダーガーニッシュを装備してジムニーを上回るワイドで安定感あるデザインとなっています。

ボディーカラーも「プロの道具」に相応しい、機能を持たせた車体色を設定。

悪天候の中でも目立つ「キネティックイエロー」、深い森の中で隠れる性能を追求した「ジャングルグリーン」等を含むモノトーン9色と、2トーンルーフ4パターンの全13パターンを設定。

ジムニーシエラのボディーカラーはモノトーン9色、ブラック2トーンルーフ（3パターン）の全12パターンが設定されています。

2.2 ジムニー/ジムニーシエラのインテリア

ジムニー/ジムニーシエラのインテリアは、オフロードなどでの操作性にこだわった水平基調で力強い基本骨格のインストルメントパネルや、光の反射を抑え小傷が目立ちにくい質感の高いシボを採用したスイッチ類など、機能性に徹したデザインとなっています。

フロントシートは高剛性化、高強度化したフレームを採用。シートフレームの幅を拡大し、クッション性能の向上と適正な耐圧分布を確保して乗り心地を向上させました。

3. さらに進化した本格4WD性能

ジムニー/ジムニーシエラは梯子型に組んだ頑強な新設計のラダーフレーム構造を継承し、先代モデルよりも剛性を約1.5倍向上させました。

また、伝統のFRレイアウトと機械式副変速機付きパートタイム4WD、そしてエンジンを縦置きに配したFRレイアウトを採用。

エンジンをフロントタイヤより後方に配置し、厳しい悪路走行に有効な対障害角度を確保しています。

さらに、ジムニー伝統の3リンクリジッドアクスル式サスペンションで、凹凸路で優れた接地性と大きな対地クリアランスを確保しています。

また、走破性能を高める「LSDトラクションコントロール」、坂道発進時に役立つ「ヒルホールドコントロール」、下り坂でブレーキを自動制御する「ヒルディセントコントロール」を標準装備。

高速走行時の振動を減少させるステアリングダンパーも新採用されています。

そして、ジムニーには専用チューニングのR06A型ターボエンジン、ジムニーシエラには軽量・コンパクトで燃費に優れ、出力・トルクともに向上した、1.5Lの新開発K15B型エンジンを搭載しています。

4. 居住性と荷室

室内は前後乗員間距離を40mm拡大し、スクエアなボディー形状とともに頭上と肩まわりの空間を広くして快適性を向上させています。

ジムニーシエラは先代モデルより全幅を45mm拡げ、取り回しの良さと高速走行時の安定性を実現しています。

荷室は大きな開口部と大容量となり、荷室床面はフラットでスペースを無駄なく活用でき、積載性も向上しています。

さらに、荷室の使い勝手を高める、ユーティリティーナットと荷室フック用ナットを設定し、ラゲッジボックス（ジムニーXGを除く）やツールボックスを装備しました。

5. スズキ セーフティ サポート

先代モデルと大きく異なるのが安全装備です。

新型ジムニー/ジムニーシエラには、スズキの予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」を採用して安全装備を充実させています。

「スズキ セーフティ サポート」には、単眼カメラと赤外線レーザーレーダーを組み合わせた衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポート（DSBS）」、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、ハイビームアシスト、先行車発進お知らせ機能が搭載されています。

さらに、車両進入禁止、はみ出し通行禁止、そして最高速度の各標識をメーター内に表示させる「標識認識機能」も採用しています。

ここまで、ジムニー/ジムニーシエラのデザインや性能などを確認してきましたが、もう一つ気になるのがそのお値段です。

次章ではジムニー/ジムニーシエラに設定されている5つのグレードと、グレードごとの車両本体価格を一覧表でチェックしていきましょう。