2. 【都道府県別】パン好きはどこ? 「食パン代ランキング」
米を主食とする日本人にとっても、食卓の主役のひとつ。スーパーに行けば、高確率でパンを買う、という人も珍しくないでしょう。
パンにはさまざまな種類がありますが、特に「食パン」はトーストやサンドイッチなど、日常的なパン。1年分の食パンに対する支出が最も多いのは、どの都道府県なのでしょうか。
今回は総務省が実施している家計調査から、県庁所在地をもとにした都道府県別ランキング結果を紹介します。
トップ10のなかに近畿6府県のうち、和歌山県・兵庫県・奈良県・京都府・大阪府がランクインしていることから、近畿地方ではパンがよく食べられているのが分かります。
ランキングの続きもみていきましょう。
また、地方別に集計した結果では「近畿地方」が9943円でトップ。もしかしたら、近畿ではパンを食べる文化が根付いているのかもしれません。
3. 2024年はどうなる?消費者物価指数の上昇率
エネルギー価格の高騰や円安による輸入コストの増加などにより、日本国内の物価は上昇傾向にあります。2024年4月は、食品だけで2800品目が値上げされるようです。
2024年3月29日、総務省が公表した情報によると2024年3月分の消費者物価指数の総合指数(東京都区部)は、2020年を100として107.1をマーク。前年同月比で2.6%の上昇です。
食料のなかでもパンを含む「穀類」は、前年同月比で7.2%も上昇しています。
以前の感覚で買い物すると想像以上の出費になるケースもあるため、一度家計を見直した方が良いかもしれませんね。
4. パンに泣かされないためにも、自身の収支を見直して
パン屋さん巡りや食べ歩きを趣味にしていたり、日頃からパン派を自覚したりして馴染み深く思っている人にとっては、ギャップがあったかもしれませんね。
パンだけでなく、趣味や楽しみに対する出費の額が気になっている人は、日常生活を送る中で別の固定費や出費のボリュームを押さえられるように意識を変えていくのもよいでしょう。
もちろん、収入・支出は未確定かつ流動的なもの。本記事で確認した平均データを参考にしながら収支を見直してみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 株式会社デジタルレシピ「「パンの購入」に関する意識・実態調査」(PRTIMES)
- 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2023年(令和5年)1世帯当たり年間の品目別支出金額」
- 総務省「2020年基準 消費者物価指数 2024年(令和6年)3月(中旬速報値)」
荒井 麻友子