4月に入り、日本国内はあちこちで桜が見頃を迎えています。いよいよ春が訪れたという気持ちになり、何だか気分も明るくなりますよね。
日本の桜はインバウンドにも人気があり、東京や京都など桜の名所がたくさんある地域を中心に、外国からの観光客が増加しているようです。ニュースでも、外国人観光客が増えていることがよく報じられています。
そこで本記事では、インバウンドのお花見事情やお花見による経済効果を解説!各地で実施しているインバウンドへのマナー啓発についても紹介するので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
1. 2024年の訪日外国人数について今後の予想を紹介
大手旅行会社のJTBは、2023年12月20日に、2024年の旅行動向の見通しを発表しました。JTBの推計によると訪日外国人数は3310万人になる見通しで、過去最高の人数になると予想されています。
訪日外国人数が増加する理由としては、2023年4月に日本の水際対策が終了したことや、欧米よりも安い物価・円安などが挙げられていました。
国別に見てみると、アメリカ・韓国・台湾・香港などではコロナ禍前の水準近くか、それを上回る勢いで日本への旅行客が増加しているのだとか。
回復が遅れ気味な中国もゆるやかながら着実に増加し、2024年は主に個人旅行の回復が進むと予想されています。
株式会社日本政策投資銀行・公益財団法人日本交通公社が実施した「DBJ・JTBF アジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査 2023年度版」では、「次に海外旅行したい国・地域」で日本が1位に輝いており、海外からの注目度が高まっていることが伺えます。
日本を訪れる外国人観光客が増えると経済効果が期待できますが、一方でマナー問題やオーバーツーリズムといった課題も発生しています。
今後は地元民・事業者・観光客など全体が気持ちよく過ごせる環境づくりが求められると言えるでしょう。