3. 賃貸に住む場合に踏まえておきたいポイント

年金生活者として賃貸住宅に住む場合、契約時に断られる理由をあらかじめ解決しておく必要があります。

また、固定費として賃料が毎月発生するので、家計の収支は把握しておきましょう。

具体的には、以下のポイントを踏まえておきましょう。

  • 老後を見据えて資産を増やしておく
  • 家計の見直しをして不要な支出を抑える
  • 高齢者向け賃貸住宅を検討する


収入が公的年金のみだと入居を断られる可能性がありますが、資産を増やしておけば審査に通過する可能性があります。

また、資産が必要以上に枯渇しないように、日々の支出を抑えておきましょう。

最後に、審査が落ちる可能性を減らすため、高齢者向けの賃貸住宅を中心に探すと良いです。

高齢者向け賃貸住宅だと、社会福祉士などが定期訪問にくる支援や、見守りサービスが受けられます。

4. 賃貸で住むリスクに対応できるように準備を

賃貸住宅は、収入が少ない高齢世帯だと、審査に落ちやすいリスクがありますが、住みたいエリアを選べるメリットがあります。

ただし、毎月の賃料が必要となるため、貯蓄や生活費の計画や管理が必要です。

また、公的年金についても、賃料や生活費の使いみちを計画的に管理しましょう。

【参考】厚生年金の平均受給額

【参考】厚生年金の平均受給額

出所:厚生労働省「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

高齢者向け賃貸住宅であれば、定期的な生活相談や見守りサービスが受けられます。

高齢者を対象にした賃貸住宅は、今後も一定の需要が見込まれるでしょう。

メリットやリスクを把握して、老後の生活をどう過ごすか決めてください。

参考資料

川辺 拓也