4月に入り、新しい環境での生活がスタートしている世帯も多いことでしょう。
ソニー損害保険は3月18日、家計における無駄遣いに関して調査の結果を発表しました。
調査の結果、2023年の値上げラッシュが9割近くの家計に影響を与えている一方、7割以上の人が「無駄遣いをしている」と回答しました。
値上げラッシュの影響で支出が増加してもなお、無駄な出費があることが本調査によって明らかとなりました。
そこで今回はソニー損保が発表した「無駄遣いに関する家計調査」の結果をもとに、全国のお金事情を紹介します。
1. みんなのお財布事情は?「無駄遣いに関する家計調査」の結果を公開
ここからは、ソニー損保が発表した「無駄遣いに関する家計調査」について深堀していきます。
調査概要は以下の通りです。
<調査概要:ソニー損保 無駄遣いに関する家計調査>
- 調査対象者:持ち家で火災保険に加入しているかつ2022年から現在まで家計管理に携わっている人
- サンプル数:全国の20代〜60代の男女800名
- 調査方法 :インターネット調査
- 調査期間 :2024年2月20日〜2月22日
今回はこのなかから、おもな回答をピックアップして紹介します。
2. 2023年の値上げラッシュは9割近くが「家計に影響」
帝国データバンクの調査によると、2023年は値上げ品目が3万2396品目と、2022年の2万5768品目よりも大きく上回る結果となり、記録的な値上げラッシュとなった1年でした。
値上げラッシュで、9割近く(87.9%)の人が家計への影響があったと回答し、家計への影響があった人のうち、大多数の人(94.0%)が2022年と比較すると支出が増加したと回答しています。
値上げラッシュによる支出が増加した一方で、支出の中で「無駄遣いだったものがある」と回答した人は7割以上(76.3%)にものぼり、家計の支出を見直す余地がありそうな様子がうかがえます。
では、無駄遣い額が最も多いエリアはどこなのでしょうか。また、皆さんはどうして無駄遣いをしてしまうのでしょうか。
ここからは、調査結果から「無駄遣いが多いエリア」をランキング形式で発表していきます。後半では、「なぜ無駄遣いしてしまうのか」というところも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。