2. おすすめの商品は「インデックス型の投資信託」

新NISA「つみたて投資枠」投資対象ファンド数

出所:金融庁「つみたてNISA対象商品届出一覧(対象資産別)2024年2月29日現在」をもとにLIMO編集部作成

株式ではなく、別の商品で投資を行うには、どんな商品を選んだら良いのでしょうか。

投資初心者や、手間暇かけずに資産運用をしたいと考える一般的な投資家の方は、インデックス型の投資信託を購入することを検討してみましょう。

インデックス型の投資信託とは、予め決められた経済指標と同じような値動きをする投資信託のことを指します。

たとえば、日本の経済指標である東証株価指数と同じような値動きをする投資信託や、アメリカの経済指標であるS&P500と同じような値動きをする投資信託など、さまざまな種類があります。

インデックス型の投資信託のメリットとしては、1.分散投資できる、2.投資コストが比較的安い、3.商品の仕組みが分かりやすい、4.流動性が高いことなどが挙げられます。

そして、インデックス型の投資信託の中でも、特に手数料(信託報酬)が安いものを選びましょう。

流動性が高く、資本金も多い、ネット証券の人気ランキングなどで上位となるような商品もよいでしょう。

<インデックス型の投資信託例>

  • eMAXISSlim 全世界株式(オール・カントリー)(三菱UFJ国際投信株式会社)
    日本を含む先進国および新興国の株式に分散投資
  • eMAXIS Slim 新興国株式インデックス(三菱UFJ国際投信株式会社)
    新興国株式に分散投資
  • SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(SBIアセットマネジメント株式会社)
    アメリカの株式に分散投資
  • たわらノーロード先進国株式(アセットマネジメントOne株式会社)
    先進国株式に分散投資
  • iFreeNEXT インド株インデックス(大和アセットマネジメント株式会社)
    インドの株式に分散投資

3. まとめ

手数料の安さ、分散効果、銘柄を選ぶ手間などを考慮すると、株式投資よりも、インデックス型の投資信託の方が、ストレスなくお金を増やしていける可能性があります。

今回ご紹介した内容を参考にしながら、株式とインデックス型の投資信託の特徴を理解した上で、自分に合った投資商品を選ぶようにしましょう。

参考資料

下中英恵FP事務所 下中 英恵