長男は幼稚園の年長で転園をしました。引越しがちょうど春だったこともあり、3月に引越し、4月には転園しました。年度の始めで入った方が友達ができやすいと思ったのです。転園前と似た系列の園を選んだこともあり、大丈夫だろうと思っていました。
ところが転園先は1学年30人と、規模としては小さめの園。すでに仲良しグループができあがっており、その中へ入るのは大変でした。元々新しいことに慣れるのに時間のかかるタイプでしたが、結局卒園式の日まで「幼稚園に行きたくない」と言い続けました。保育士をしている友人からは「年長での転園が一番大変」と聞きました。
子どもも年少なら1人で遊ぶことがもありますが、年中や年長となると友達と遊ぶことに重きを置くようになります(女の子だともう少し早いかもしれません)。何を優先するかが難しい転園先選びですが、焦ってすぐに選ばず、園庭開放などに何度か足を運び、子どもに合う場所をゆっくり考えても良いと思います。
自分に合う子育て支援探しを
とある転勤先では、人見知りながら、子育て支援をするNPOに所属しました。初めての場所で、初めて知り合う人々の中へ入ったのは、皆とても良い人たちだったから。本気でママのためになりたいと考え、良い活動ができるよう問題点もきちんと指摘し合って話し合うなど、子育て支援に対する本気の姿勢に惹かれたからです。
実際に活動してみて正解でした。そこでは児童館の子育て支援のお手伝いをしたり、子育て広場やイベントの開催などに関わったのですが、「人見知りのママでも話しやすくなる雰囲気作り」や「転勤族のママにも来てもらえるイベント」など、様々な工夫がされていました。
一度子育て支援施設に行くも、誰とも話せず心折れて帰ってきたり、話したものの合わないと感じて足が遠のく経験をされた方もいると思います。ただ、中には親身になって接してくれる支援先もあります。一度で諦めず何度か足を運び、自分に合った支援先を探してみましょう。
子連れでの引越しは活動場所も限られ、すぐには知り合いができなくて当然。我慢せずに自分の両親やきょうだい、今までの友達などにも連絡してみてくださいね。
宮野 茉莉子