新年度を迎えたこの季節、夫の転勤で転居したという方もいるでしょう。自分1人でも引越しは大変なのに、子連れでの引越しの大変さは2倍、3倍といったところでしょうか。右も左も分からない場所で幼稚園・保育園や小児科、歯医者選びと、やることはたくさん。夫と違って会社の知り合いもできない女性は、転勤地に慣れるまで時間もかかります。

筆者も、子どもが生後4カ月、1歳半、2歳、5歳(下の子1歳)で夫の転勤での転居を経験しました。その中で学んだ、転勤地で子育てをスタートする際の心得をご紹介します。

健診や予防接種は要確認

まず市役所や役場できちんと確認しておきたいのが、自治体によって異なる乳幼児健診や予防接種の受け方です。たとえば赤ちゃんの9、10カ月健診があるところもあれば、ない自治体もあります。予防接種も、ワクチンによって集団接種か個別接種かは自治体によって異なります。

予防接種や健診用の名前や住所が書かれたシールを配っている自治体もあるなど、その形式も異なるもの。後で分からなくなって聞くより、初めにきちんと確認しておきましょう。

友達までいかなくてもいい。「顔見知り」を大切に

転勤先では特に人見知りな方だと友達がなかなかできないでしょう。筆者も人見知りなのですが、そんなママにお勧めしたいのが「顔見知り」を大切にすること。たとえばいつも行くスーパーやコンビニのおばさん、子どもと散歩をするといつも話しかけてくるおばあさんやおじいさん、定期的に行くカフェのお姉さんや美容院のお兄さんなど。

子育てをしていると「今日1日誰も大人と会話をしていない」日がザラだと思うのですが、顔見知りの人とたわいもない話をするだけで心はとても癒されます。次第に深い話ができるようにもなるので、まずは顔見知りを大切にしましょう。

口コミを求め支援センターへ

幼稚園や保育園、小児科、歯医者…子どもが行くのですから、評判は気になるところですよね。初めての土地では知り合いがいないと、評判も分かりません。筆者は口コミが見られるサイトに会員登録し、できる限りの口コミを閲覧しました。

一方で、口コミが全てとは限りません。詳しく知りたい場合は夫の会社の人に聞いてもらったり、子育て支援センターや児童館に足を運びました。ママ友はできませんでしたが、顔見知りができたり、何度か通うと常駐する保育士さんなどから話を聞くことができました。

難しい幼稚園選び