3. アルバイト最終日に来店してくれた「常連親子」との会話に目頭が熱くなる

投稿者の@made16gさんによると、手紙をもらったのは4年ほど前の出来事だったといいます。当時の「親子とのやり取り」について尋ねると「詳しい内容は思い出せませんが、保育園での話を聞いたりとか、普通の日常会話をしていました」と教えてくれました。

また、手紙をもらったときの心境について「とても嬉しかった」と語る@made16gさん。

最終日に来てくれて驚いたそうで、「前々からお母さんに『息子がお姉さんに会いたいって言ってるので来ました』って言われてたんですが、まさかバイト最後の日も来てくれるとは思わずびっくりしました」と詳しく話してくれました。

続けて「会計終わって帰る際に『プレゼントです』って手渡されて、ちょうどそのタイミングでお客さんがみんないなくなったので、すぐに開けさせてもらって泣いちゃいました」と当時を振り返ります。

当時は@made16gさんにとって「つらい時期」だったそうですが、親子からの手紙に救ってもらったといいます。

手紙を渡してくれた親子の温かい気持ちに感動するとともに、@made16gさんの頑張りや優しい人柄も伝わってきます。思わず目頭が熱くなってしまうエピソードですね。

4. 性別や企業規模によって違う、短時間労働者の賃金

「アルバイト中の出来事」が話題となった事に関連して、ここからは「短時間労働者の賃金」を紹介します。

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、短時間労働者の1時間あたりの賃金は男女計1367円となっており、性別で見ると男性は1624円、女性は1270円となっています。

1時間あたりの賃金を「企業規模別」で見てみると、もっとも高かったのは中企業の1493円、次いで小企業の1339円、もっとも低かったのは大企業の1307円でした。性別や企業規模、そのほか業種等によっても、短時間労働者の賃金に違いがあることがわかります。

5. 現在は「障がい者支援施設」で働いているという

いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「5年半続けたつらいバイトの最終日に、常連の親子客からもらった手紙」を紹介しました。

@made16gさんはポストに続ける形で「現在は障がい者支援施設で働いていること」を明かしました。

続けて「みなさんも、あれ?と思ったら何かお手伝いしたり、できなくても優しい心で見守ってもらえたりしたら、嬉しいです」と思いをつづっています。

そんなポストは多くのXユーザーの心を動かしたようで、「こんな風に伝えられる親子も、ここまで思われる接し方できる店員さんも、どちらも勇気がある人だね」「年月経っても色褪せない言葉ってあると思う」といった感想が続出する大反響となりました。

参考資料

小野田 裕太