3. アルバイト最終日に来店してくれた「常連親子」との会話に目頭が熱くなる
投稿者の@made16gさんによると、手紙をもらったのは4年ほど前の出来事だったといいます。当時の「親子とのやり取り」について尋ねると「詳しい内容は思い出せませんが、保育園での話を聞いたりとか、普通の日常会話をしていました」と教えてくれました。
また、手紙をもらったときの心境について「とても嬉しかった」と語る@made16gさん。
最終日に来てくれて驚いたそうで、「前々からお母さんに『息子がお姉さんに会いたいって言ってるので来ました』って言われてたんですが、まさかバイト最後の日も来てくれるとは思わずびっくりしました」と詳しく話してくれました。
続けて「会計終わって帰る際に『プレゼントです』って手渡されて、ちょうどそのタイミングでお客さんがみんないなくなったので、すぐに開けさせてもらって泣いちゃいました」と当時を振り返ります。
当時は@made16gさんにとって「つらい時期」だったそうですが、親子からの手紙に救ってもらったといいます。
手紙を渡してくれた親子の温かい気持ちに感動するとともに、@made16gさんの頑張りや優しい人柄も伝わってきます。思わず目頭が熱くなってしまうエピソードですね。
学生の頃5年半ラーメン屋でバイトしてたんだけど、障害持ってる子供とそのお母さんがよく通ってくれてたんだよね んで就職するから3月30日の出勤が最後なんですって伝えたらその日に食べに来てくれて手紙とプレゼントくれた 社員さんたちにはいじわる(オブラート300枚)されること多かったけど pic.twitter.com/8VWimWNbjb
— 冥途 (@made16g) March 13, 2024
4. 性別や企業規模によって違う、短時間労働者の賃金
「アルバイト中の出来事」が話題となった事に関連して、ここからは「短時間労働者の賃金」を紹介します。
厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、短時間労働者の1時間あたりの賃金は男女計1367円となっており、性別で見ると男性は1624円、女性は1270円となっています。
1時間あたりの賃金を「企業規模別」で見てみると、もっとも高かったのは中企業の1493円、次いで小企業の1339円、もっとも低かったのは大企業の1307円でした。性別や企業規模、そのほか業種等によっても、短時間労働者の賃金に違いがあることがわかります。
5. 現在は「障がい者支援施設」で働いているという
いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「5年半続けたつらいバイトの最終日に、常連の親子客からもらった手紙」を紹介しました。
@made16gさんはポストに続ける形で「現在は障がい者支援施設で働いていること」を明かしました。
続けて「みなさんも、あれ?と思ったら何かお手伝いしたり、できなくても優しい心で見守ってもらえたりしたら、嬉しいです」と思いをつづっています。
そんなポストは多くのXユーザーの心を動かしたようで、「こんな風に伝えられる親子も、ここまで思われる接し方できる店員さんも、どちらも勇気がある人だね」「年月経っても色褪せない言葉ってあると思う」といった感想が続出する大反響となりました。
参考資料
小野田 裕太