4. 「宿根草ガーデニングの極意」こっそり教えます

手間がかからないと言われる宿根草ですが、思いどおりに育たないこともあり、さまざまな悩みも生まれます。それでも多くのガーデナーから高い人気を集めているのは、宿根草ならではの魅力があるからでしょう。

カワイイ芽が出て大きく育ち、やがて花が咲いたあと静かに枯れて行くというごく自然な営み。ワンシーズンでお別れする一年草と違って、長い年月の付き合いになるので、愛着もひとしおです。

宿根草を育てるときは、成果を焦らずゆったりとした気持ちで向き合いましょう。

5. 【宿根草ガーデニング】育てやすくて美しい!野趣あふれる宿根草おすすめ5選

最後に育てやすくて美しい宿根草を5つ、ご紹介しましょう。

我が子を育てるような気持ちで、大切にお世話をしてあげてくださいね。きっと、宿根草ガーデニングの醍醐味を実感できるはず。

5.1 プルモナリア

プルモナリア Pulmonaria/ムラサキ科

青いプルモナリアの花

high fliers/shutterstock.com

2月中旬から咲き始め、目が覚めるようなブルーが鮮やかなプルモナリア。耐陰性が強いのでシェードガーデンにも植えられます。

※参考価格:600~800円(3号ポット苗)

5.2 スカビオサ

スカビオサ Scabiosa/スイカズラ科

スカビオサ(マツムシソウ)の花。色は青紫。

Kabar/shutterstock.com

スカビオサは10~30センチ程度の背丈でコンパクトな草姿。夏はいったん開花をお休みしますが、春~秋まで繰り返し咲き続けます。

※参考価格:300~500円(3号ポット苗)

5.3 カラミンサ

カラミンサ Calamintha/シソ科

白いカラミンサの小花が咲いている

Traveller70/shutterstock.com

細い茎をしなやかに伸ばし、繊細な小花を咲かせるカラミンサ。シソ科の植物で葉からはスパイシーで爽やかな香りが漂います。

※参考価格:300~500円(3号ポット苗)

5.4 アスチルベ

アスチルベ Astilbe/ユキノシタ科

アスチルベが咲いている。色は濃いラズベリー色。

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アスチルベは房状にふんわりと咲く花が個性的。5~7月が開花時期で、湿り気の多い土壌を好むため、雨の多い梅雨時期でも元気に育ちます。

※参考価格:300~600円前後(3号ポット苗)

5.5 エキナセア

エキナセア Echinacea/キク科

白いエキナセアの花が咲いている。中央部は黄色。

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暑さに強く夏から晩秋まで咲き続けるエキナセア。強健な性質でほとんど病気にもかかりません。咲き開くにつれて花弁か垂れ下がる様子も楽しめます。

※参考価格:300~600円前後(3号ポット苗)

6. さいごに

野趣あふれる美しい花たち。みなさんのお気に入りは見つかりましたか?美しい宿根草ガーデンを、ゆったりした気持ちで育てていけたら嬉しいですね。