宿根草は休眠期になると地上にある葉や茎が枯れて、根だけが地中で生き続けます。
四季折々の姿が楽しめますが、時には期待どおりに育たないことも。
今回は宿根草によくあるお悩みをQ&A形式で解決。育てやすくて美しい宿根草も、参考価格とともにご紹介します。
悩みながら育てるからこそ、得られる感動。そんな宿根草ガーデニングの極意を最後にお伝えしましょう。
1. 宿根草の花に関するQ&A 「花が咲かない」「花数が減ってきた」
1.1 Q1:毎年花が咲くとは限らないのはなぜ?
A1:種づくりの必要がないからです
一年草はワンシーズンだけという短い寿命の中で種づくりをするため、盛んに花を咲かせます。一方宿根草は根が枯れずに残るので、種づくりの必要はありません。
今年はがんばって咲かなくても大丈夫かな…とのんびりペースになる植物も。今年咲かなくても来年を楽しみにしながら、ゆっくりと待ってあげましょう。
1.2 Q2:年々花数が少なくなってきたらどうすればよい?
A2:株のリフレッシュが必要かも
花が小さくなった原因には、栄養不足や根詰まりが考えられます。宿根草は植えっぱなしで栽培できますが、長年まったく植え替えしなくてもよいというわけではありません。
土が硬くなって新しい根が伸びないと、養分を吸収しにくくなります。古い株を株分けしたり、土を更新して植え直したりするなど、株のリフレッシュを促しましょう。