2. 宿根草の葉に関するQ&A 「枯れた葉はいつ取り除く」「冬の殺風景をどうにかしたい」
2.1 Q3:枯れた葉を取り除くタイミングは?
A3:すみやかに取り除くのがおすすめ
枯れた葉はどうしても見栄えが悪くなります。養分の浪費を防ぐため、または庭の美しさを優先するためには、枯れてきたらすみやかに取り除くのがおすすめ。
ただ、秋になると赤や黄色に紅葉する葉もあり、冬に茶色くなって立ち枯れた姿も風情を感じさせます。宿根草ならではの四季の移ろいを味わえるのも醍醐味と言えるでしょう。
2.2 Q4:花や葉がなくなったときに、庭が寂しくならないようにするには?
A4:一年草や花期が異なる多年草を上手に取り入れてみましょう
多年草のほとんどは開花時期が2~3カ月で、なかには数週間という短命のものも。花だけでなく葉も時期が終われば枯れてなくなってしまいます。
いつもなんらかの花が咲いている庭にしたいときは、花の時期が少しずつ違う宿根草をうまく組み合わせたり、一年草をアクセント的に植え込んだりするのがオススメです。
3. 宿根草の育て方に関するQ&A「なぜ枯れたの?」「水や肥料は?」
3.1 Q5:1年で枯れてしまったのは何が原因?
A5:環境が合わなかったのかもしれません
宿根草は強健な性質なので野草のようなタフさをもっています。その宿根草が1年だけで枯れてしまうのは、環境が合わなかったことが原因かもしれません。
また冷涼な国では宿根草として扱われている植物であっても、日本の猛暑を乗り越えられず1年間で寿命を終えることもあります。
宿根草を植える際は、まず日当たりや土の湿り気など好む環境をよくチェックしましょう。近年の日本の暑さを考えると、できるだけ耐暑性の強い品種を選ぶのもポイントです。
3.2 Q6:水や肥料の与え方は?
A6:水やりを控えて乾燥ぎみに育てましょう
宿根草は水やりを控えて乾燥ぎみに育てましょう。土がつねに湿った状態ではヒョロヒョロと徒長するだけで、根腐れを起こすことも。
また基本的には肥料を必要としません。宿根草は何年もかけてゆっくり生長するので、多肥になると早く育ち過ぎてかえって短命になります。
宿根草は排水性が高い土壌に植え、肥料控えめで土を痩せぎみの状態にするのがコツです。
Q&Aでお悩みが解決できたところで、「宿根草ガーデニングの極意」そして、育てやすくて美しい、野趣あふれる宿根草をご紹介していきます。