4. インターネットの普及などにより、書籍の販売金額は減少傾向
ハイクオリティな自作の書庫が話題になっていることに関連して、ここからは「書籍の推定販売金額」を紹介します。
出版科学研究所が公開している「書籍販売金額」をもとに見ていきましょう。書籍の推定販売金額がもっとも高かったのは、1996年の1兆931億円となっています。
その後は年々減少傾向をたどり、2020年には6661億円に減少しました。翌年2021年は6804億円とやや上昇しますが、2022年には6497億円となり、前年と比べて4.5%減少したことがわかっています。
2000年代はファンタジー小説やケータイ小説などの売れ行きが好調でした。しかし2010年以降になると、少子高齢化や「インターネットの存在」が、書籍の売れ行きにも影響し始めたと考えられています。
5. オシャレな本棚に思わず目を疑う
いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「1万冊以上の本が収納可能な、自作の書庫」を紹介しました。
これまでに多数の本棚を作ってきたという@massa27さん。いちばんのお気に入りは、山荘の階段に備えつけたというこちらの本棚だそうです。
「手持ちの本にピッタリの本棚がほしい」という場合には、自分好みの形で制作してみるのも選択肢の1つからかもしれません。
参考資料
小野田 裕太