LIMOが2023年04月にお届けした記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。
(初掲載*2023年04月09日)
老後を支える柱となるのが公的年金。
実は、一定の要件を満たす配偶者がいる場合、厚生年金の受給額に「加給年金」が加算されます。
特に年下の配偶者がいる方や、遅くに子どもを産んだ夫婦などは知っておいて損がないでしょう。
加給年金を受給できる要件を確認するとともに、2023年度からの金額を見ていきます。
1. 【厚生年金】加給年金とは?
加給年金は、厚生年金や共済年金に20年以上加入した人が、原則65歳時点で”一定の要件”を満たす配偶者や子どもがいる場合に支給されます。
配偶者の”一定の要件”とは以下のとおりです。
- 年金受給者に扶養(※)されていて65歳未満である
- 厚生年金や共済年金の加入期間が20年未満である
※配偶者の年収が850万円以下で同居している場合など
配偶者だけでなく、18歳到達年度の末日までの間の子または1級・2級の障害の状態にある20歳未満の子も対象となります。