ペレニアルガーデンとは多年草をメインにして作られた庭のこと。多年草は一度植えると毎年決まった時期に花を咲かせてくれるので、季節ごとに植え替えする必要がありません。
手間がかからず初心者向きと思われがちですが、多年草ならではの困りごとも。
今回はペレニアルガーデンのメリット&デメリットや、多年草のオススメ品種を参考価格とともに紹介します。
1. 多年草メインで手間いらず「ペレニアルガーデンの魅力」
1.1 手間が省けて楽ちん
半年~1年で寿命を終える一年草とは異なり、多年草は植えっぱなしでも決まった時期に開花。常緑多年草はもちろん、休眠期には地上部が枯れる宿根草も根は地中で生き続けます。
水切れさえ気をつければ、花ガラ摘みや施肥をしなくても大丈夫。ガーデニングに多くの時間が費やせない方や、世話を楽ちんにしたい方にはオススメです。
1.2 ナチュラルな雰囲気になる
ペレニアルガーデンは野趣あふれる多年草が主役。花は主張し過ぎず可憐で、花色も原色よりもソフトなパステルカラーが多めです。
花が咲かない時期は野草のようなたたずまいの葉が繁り、庭にナチュラルな野山の風景が広がります。
1.3 四季の移ろいを感じられる
宿根草は季節の移り変わりをより実感できます。冬の間は何もなかった地面から新芽が出てくると春の訪れを感じ、開花時期になると花が満開に。
咲き終わるとしだいに色褪せ、秋から冬にかけてはすっかり枯れてしまいます。自然の営みや植物の生命力を身近に感じられるでしょう。
1.4 毎年生長する
生育期と休眠期を繰り返しながら株が大きく育つので、植えてから数年経つとボリュームのある草姿になります。品種によって生育スピードが早かったり、のんびり屋さんだったり。
植物の生長に合わせて、自然で自由な庭作りができます。