2. 注文住宅を建てた夫婦が後悔しているポイント2:バルコニーが狭い
「バルコニーが狭いため、洗濯物を干すにも一苦労で全く使わない。またバルコニーの下には部屋があるので、防水のメンテナンスにも結構費用がかかってしまう」という点も後悔ポイントとしてあげられました。
とはいえ、シーツや布団カバーなどを干す際にはバルコニーがあると便利です。
したがって、バルコニーの奥行寸法は最低でも1m以上は確保したいものです。
またバルコニーには直接雨があたるので、バルコニーの下に部屋がある場合にはどうしても室内への雨漏り発生のリスクが高まってしまいます。
対策のひとつとして、バルコニーに屋根を設置する方法があります。
3. 注文住宅を建てた夫婦が後悔しているポイント3:動きづらいウォークインクロゼット
「部屋を有効利用しようとして特に収納スペースにはこだわったが、通路が狭くなってしまって動きづらいウォークインクロゼットになってしまった」とも語ります。
ウォークインクロゼットは収納スペースが広く、どこに何があるのかが一目で確認できるため、収納物の管理がしやすいのがメリットです。
しかし自由に使えるスペースが多いので収納が乱雑になりやすく、通路幅が狭くなってしまいがちです。
そのため、通路幅を最低でも60cm程度は確保できるようにプランニングする必要があります。
4. 注文住宅を建てた夫婦が後悔しているポイント4:階段が急
「階段が急すぎて高齢の両親からよく不満をいわれる。購入時には子供もすでに中学生だったので、バリアフリー的なことは全く気にかけなかった」
階段は建築基準法で踏面(足を乗せる面)と蹴上(階段1段分の高さ)の寸法が定められていますが、これはあくまでも最低寸法なので、規定ぎりぎりの寸法では昇り降りがしにくくなってしまいます。
また踏面と蹴上寸法のバランスも重要で、個人差があるものの一般的には「蹴上×2+踏面=60cm」になるように計画すると、昇り降りがしやすいとされています。
階段は住宅の中でもとくに事故が起こりやすい場所なので、高齢になっても安全に昇り降りできるようにあらかじめ計画しておくことが大切です。
5. 注文住宅を建てた夫婦が後悔しているポイント5:玄関に近い位置にトイレを設置した
「玄関に近い位置にトイレを設置したため、家族の誰かが玄関で接客しているとトイレに入りにくい」
玄関に近い位置にトイレがあると、他の部屋に音が漏れるのを気にしなくても良い、小さな子供が帰宅後にすぐに用を足せるなどのメリットがあります。
その反面で、夫婦が語るようなデメリットも生じてしまいます。
トイレはプライベートな空間なので、どこに配置するのか各家庭の事情を考慮し、慎重に検討することが大切です。