3. 実は老後資金の準備も可能って本当…?「積立期間・積立金額・年利別」積立投資シミュレーション

積立期間や積立金額、投資する商品によって運用成果は大きく異なります。

そこで今回は、積立投資のイメージが湧きやすいように、「積立期間・積立金額・年利別」に積立投資シミュレーションを行いました。

積立期間は5~30年、積立金額は3・5・10万円、年利は3・5・7%を想定し、シミュレーション結果を表にまとめています。ご自身の年齢や毎月捻出できる資金などを照らし合わせ、投資計画を立てる際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

※金融庁「資産運用シミュレーション」を使用
※実際の運用結果を確約するものではありません

3.1 年利3%での積立投資シミュレーション

「年利3%」積立投資シミュレーション

出所:金融庁「資産運用シミュレーション」を基に筆者作成

<月3万円>

  • 5年:193万9000円
  • 10年:419万2000円
  • 15年:680万9000円
  • 20年:984万9000円
  • 25年:1338万円
  • 30年:1748万2000円

 

<月5万円>

  • 5年:323万2000円
  • 10年:698万7000円
  • 15年:1134万9000円
  • 20年:1641万5000円
  • 25年:2230万円
  • 30年:2913万7000円

 

<月10万円>

  • 5年:646万5000円
  • 10年:1397万4000円
  • 15年:2269万7000円
  • 20年:3283万円
  • 25年:4460万1000円
  • 30年:5827万4000円

 

3.2 年利5%での積立投資シミュレーション

「年利5%」積立投資シミュレーション

出所:金融庁「資産運用シミュレーション」を基に筆者作成

<月3万円>

  • 5年:204万円
  • 10年:465万8000円
  • 15年:801万9000円
  • 20年:1233万1000円
  • 25年:1786万5000円
  • 30年:2496万8000円

 

<月5万円>

  • 5年:340万円
  • 10年:776万4000円
  • 15年:1336万4000円
  • 20年:2055万2000円
  • 25年:2977万5000円
  • 30年:4161万3000円

 

<月10万円>

  • 5年:680万1000円
  • 10年:1552万8000円
  • 15年:2672万9000円
  • 20年:4110万3000円
  • 25年:5955万1000円
  • 30年:8322万6000円

 

3.3 年利7%での積立投資シミュレーション

「年利7%」積立投資シミュレーション

出所:金融庁「資産運用シミュレーション」を基に筆者作成

<月3万円>

  • 5年:214万8000円
  • 10年:519万3000円
  • 15年:950万9000円
  • 20年:1562万8000円
  • 25年:2430万2000円
  • 30年:3659万9000円

 

<月5万円>

  • 5年:358万円
  • 10年:865万4000円
  • 15年:1584万8000円
  • 20年:2604万6000円
  • 25年:4050万4000円
  • 30年:6099万9000円

 

<月10万円>

  • 5年:715万9000円
  • 10年:1730万8000円
  • 15年:3169万6000円
  • 20年:5209万3000円
  • 25年:8100万7000円
  • 30年:1億2199万7000円

4. 新NISAで積立投資をする際のポイント

積立投資を長期間続けることで複利効果が大きくなり、価格変動リスクを大幅に低減する効果もあります。したがって、積立投資をする際の最も重要なポイントは「長期間コツコツ積み立てること」です。

保有商品の価格変動に一喜一憂して途中で売却してしまったり、他の商品に乗り換えてしまったりしては積立投資のメリットが得られません。

途中で売却せずに済むよう、長期間保有したいと思える商品を選び、粘り強く積み立てを続けましょう。

5. さっそく新NISAで積立投資を始めてみよう

シミュレーション結果からもわかるように、積立期間が長いほど複利効果が大きくなり、元本に対する利益率が大きくなります。また、投資期間が長いことによってリスクを抑える効果もあるので、安定した運用結果が期待できます。

毎月の積立額は少額からでも始めることができるので、投資の経験が乏しい方にも向いている投資方法です。

投資期間を確保するにはなるべく早く積み立てを始めることが重要なため、リスク等もしっかり勉強した上で、検討を始めてみてはいかがでしょうか。

参考資料

加藤 聖人