3月になりました。いよいよ本格的なガーデニングシーズンの到来です。

暖かい春の声に誘われて、お庭計画を立て始めた人も多いでしょう。お気に入りの植物を、センス良く配置してお気に入りの庭づくりをしていきたいですね。

野趣あふれるナチュラルガーデンは、自然体でお庭を楽しみたいガーデナーの憧れ。

小さなお庭でもコンパクトな草花を上手に列植したり、コンパニオンプランツの力を借りて低農薬をめざしたり、廃材を上手に利用して自然な世界観を表現したり……。個性をとりいれた工夫が楽しめるのも醍醐味ですね。

今回は、ナチュラルガーデンを上手に作るポイントや、ナチュラルガーデンにおすすめの多年草を参考価格とともに紹介していきます。

1. 憧れのナチュラルガーデンに近づくためには?

憧れのナチュラルガーデンに近づくためには?

庭に花が咲いている。色は白や紫など。ナチュラルガーデン。

Sergey V Kalyakin/shutterstock.com

自然体でありのままの植物が茂るお庭はステキだけれど、大変なのでは?難しいのでは?と思ってしまうかもしれません。

でも、いくつかポイントをおさえることで、おしゃれなナチュラルガーデンに近づきます。

1.1 色選び

カラフルなお花は気分を明るくしてくれますが、あれもこれもと欲張ると散漫な印象になってしまうことも。そこで、使う色を絞ってみるのも一案です。

たとえば「青と白で爽やかなイメージにしよう」とか、「パープルを中心としたグラデーションカラーにしよう」などとテーマカラーを決めるだけで、ぐっと洗練された印象になります。

1.2 高低差

高さを考えて配置したり、植えたりするのもポイントです。

トレリスやフェンスにつる性植物を這わせてみる、ハンギングバスケットで枝垂れる植物の動きを楽しむなど、それぞれの植物の特徴に合う方法で、植えたり飾ったりしてみましょう。

スッと伸びて花を咲かせるもの、ほふくしてグラウンドカバーになる草花など、上手に組み合わせてみてください。

1.3 スペース(余白)・小道具

「植えなくちゃ」という気持ちになるのは当然ですが、実は何も植えられていない部分とのバランスで植物のよさが引き立てられることも。

シャビーなファニチャーやガーデンライトをちょっと置いてみれば、オシャレ上級者のような雰囲気を演出できるでしょう。