実はこうした就活生の裏の顔は、就職活動の季節になるとオフィスビルでよく見かける光景として社会人に認識されていることも多いものです。エレベーターの中、電車の中などで特定の企業名を出して友達同士で批評をしあっている姿も頻繁に見かけられますが、それがたとえ本当のことでも控えておくほうが無難です。隣の人は関係者かもしれませんし、案外よく聞こえているものだからです。

就活生からすれば会社の中じゃないから、公共の場だからと気にも留めていないかもしれませんが、気を抜いた時にこそ、本当の姿が見え隠れするのもまた事実。見られているのは面接の場だけではないと肝に銘じておきたいものです。

服装が汚い、だらしない

初デートに相手が現れたとき、身だしなみに気を遣った様子が見られなかったらどんな気持ちになるでしょうか。それでも、これからも一緒にいたいと思ってもらえたら本当にラッキーかもしれませんね。実は面接でも似たようなことがあるのだそうです。たとえばネクタイが曲がっている、靴を磨いてない、髪の毛がボサボサという就活生は目につくといいます。また、面接官からは爪の長さもよく見えるのだそうですから、しっかりとチェックしましょう。

「人は見かけじゃない」と思う人もいるでしょう。また見かけを評価されるのは面白くないかもしれませんが、一緒に働きたい人かどうかというのも大切なポイントです。まずは最低限の身だしなみを整えることからスタートです。

まったく企業の研究をしてこない

なぜあなたはデートをしたいと思ったのでしょうか? 相手に興味があったからではありませんか? 逆に、デートでも面接でも、誰でもよかった、数を打てば当たるというような考えがある場合、すぐに見透かされるのではないでしょうか。よほど相手が自分のことを好きならまだしも、こちらから誘っておいてそれではうまくいきそうにもありません。

実際に面接の場で「ホームページ見た? 気になったニュースはある?」という面接官からの質問に、しどろもどろになる就活生はとても多いといいます。

特に専門性の高い職種を希望する人は、自分の専門性を売りにしたいという考えが先走って周囲の情報に対する配慮を怠りがちだという面接官の声もあるようです。新聞などでしっかり企業や業界の情報をチェックする習慣を身につけましょう。

まとめ

いかがでしたか? 面接官に好きになってもらえれば、採用にも大きく近づくというもの。大切なのは自己PRだけではありません。相手(企業)のどこを好きになったのか、どうすればそれが伝わるのかを相手の気持ちになってじっくり考えて、面接に臨んでみてはいかがでしょうか。

LIMO編集部