11. 関西と関東の子育て費用を比較
居住地によって子育てにかかる費用に差があります。
総務省「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 2022年 都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり支出金額,購入数量及び平均価格」によると、関西と関東の子育て費用は以下のとおりでした。
11.1 関西の子育て費用
- 男子用学校制服:1万9774円
- 女子用学校制服:2万7941円
- 通学定期代(鉄道):3562円
- 授業料等:10万8789円
- 教科書・学習参考教材:2609円
- 補習教育:3万7617円
- 教養娯楽用品:8万7756円
- 月謝類:3万3655円
11.2 関東の子育て費用
- 男子用学校制服:2万3183円
- 女子用学校制服:2万1486円
- 通学定期代(鉄道):4110円
- 授業料等:13万5020円
- 教科書・学習参考教材:2428円
- 補習教育:4万3630円
- 教養娯楽用品:8万8517円
- 月謝類:3万8508円
11.3 全国平均の子育て費用
- 男子用学校制服:2万0784円
- 女子用学校制服:2万2145円
- 通学定期代(鉄道):3175円
- 授業料等:10万0482円
- 教科書・学習参考教材:2585円
- 補習教育:3万4196円
- 教養娯楽用品:8万6101円
- 月謝類:3万3186円
授業料等は、関東の方が関西よりも2万6000円ほど支出額が大きいようです。
それ以外の項目は、関東の方が大きかったり関西の方が大きかったりしますね。
全体的に見ると、授業料等の影響で関東の方が子育てや教育にお金がかかりやすいと言えるのではないでしょうか。
12. 日本各地に地域ならではの言い回しが!あなたが聞いたことがある育児中の言葉も方言かも?
子育て中に使うフレーズを調べてみると、宮城県では子どもに「座りなさい」と伝えるときに「じゃんしなさい」と言う人がいたり、愛媛県・広島県・山口県などの一部地域では「魚」のことを「タイタイ」と呼んだりしていることが分かりました。
育児中に使う言葉には、全国共通のものもあれば地域ならではの言い回しもあると考えられるでしょう。
もしかすると、あなたが今まで聞いたことがある言葉のなかにも、方言が含まれているかもしれませんね。
「他の地域の人には伝わらなかった」「全国共通でないと知って驚いた」といった経験がある方は、ぜひ周りの人との話のネタにしてみてください!
参考資料
太田 彩子