2. 年収400万円台の世帯がゆとりある老後を過ごすために
年収400万円台は日本の平均的な収入であり、充分な資産を築いてゆとりある老後生活を送っている世帯もめずらしくありません。
平均年収400万円台からゆとりある生活をおくるためのポイントは次の3点です。
- 共働きによる収入向上
- 家計見直しによる継続的な貯蓄
- 新NISAによる投資
専業主婦(主夫)の世帯で年収400万円台の場合は、共働きでの収入アップを目指すのが一案です。
たとえば、パートナーが年収200万円稼げるようになれば、世帯年収は600万円までアップします。
まずは収入を上げる工夫をするのが、ゆとりある生活を送るための有効策です。
家計の見直しにより毎月貯蓄できる状態を確立しましょう。
保険や通信料、光熱費などの固定費の見直しや、使途不明金・ムダな出費の削減により支出を抑制してください。
ただし、老後に向けた貯蓄は長期戦になるため、無理な切り詰めを継続するのは困難です。
生活スタイルを変えずに済む要因から見直しを進めてみましょう。
最後に、捻出された余裕資金は新NISA等を活用して投資に回すのが、次のステップになります。
新NISAでは総額1800万円までの投資収益に対する課税が免除されます。
効率的に資産を増やせる魅力的な制度なので、余裕資金は預金ではなく、新NISAでの投資に回してみるのもいいでしょう。
3. まとめにかえて
投資を活用すれば、より早いペースで資産を増やすことができます。
収入・支出・貯蓄(資産運用)の方法の三方から工夫することにより、効率良く資産を増やして、ゆとりある老後生活が実現できるでしょう。
参考資料
太田 彩子