【年金月額】女性の厚生年金・国民年金「みんないくらもらっているのか」【2023年03月ベストセレクション】 「令和3年度　厚生年金保険・国民年金事業の概況」より、女性の老齢年金事情をひもとく

【女性の年金月額】国民年金の受給金額はいくら？

ここからは、厚生労働省年金局「令和3年度　厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、女性の年金受給者たちが実際に受け取る年金額を見ていきます。

国民年金（老齢基礎年金）

女性の平均月額：5万4346円

つづいて、「どのくらいの人数の人がいくらぐらい年金をもらっているか」受給金額ごとの人数分布を見ていきましょう。

• 総受給権者数：1894万5142人
• ～1万円未満：5万7852人（0.3％）
• 1万円～2万円未満：22万7254人（1.1％）
• 2万円～3万円未満：68万9150人（3.6％）
• 3万円～4万円未満：208万643人（10.9％）
• 4万円～5万円未満：329万5457人（17.3％）
• 5万円～6万円未満：470万2003人（24.8％）
• 6万円～7万円未満：643万8667人（33.9％）
• 7万円以上～：145万4116人（7.6％）

上記によると、41.5％の方は毎月6万円以上の年金を受け取っています。今年の国民年金の満額は6万円台ですから、約4割の方は満額に近い金額を受給できているようです。

国民年金は、保険料を支払っている期間に応じて支給額が決まります。納付猶予や免除を受けた期間がある場合は、その期間に応じて年金額は少なくなります。