多様化が進む近年では、年齢に差があるパートナーと結婚する「年の差婚」は珍しいことではなくなってきています。

とはいえ、年齢差によって生じる「結婚後のメリットやデメリット」を理解したうえで、結婚を検討することが大切になります。

そこで本記事では、年の差婚における「パートナーのいいところ・残念なところ」について紹介していきます。

実は年の差がある夫婦の場合、年金が上乗せされるかもしれないことをご存知でしょうか。

年の差婚の夫婦こそ利用したい「メリットの大きい年金制度」についても紹介しているので、年の差婚を視野に入れている方はあわせて参考にしてください。

1. 最大28歳差も。年の差婚夫婦はどのくらい年齢が離れている?

株式会社ネクストレベルは、6歳以上の年の差があるパートナーとの結婚経験がある男女を対象に「年の差婚」に関する調査を実施しました。

調査概要は下記のとおりです。

  • 調査方法:インターネットアンケート
  • 調査対象:20歳以上かつ、相手のかたと6歳以上の年齢差がある結婚をしたことがある男女
  • アンケート母数:男性94名・女性176名(合計270名)
  • 実施日:2024年1月15日~2024年1月19日
  • 調査実施主体:縁結び大学
  • 調査会社:株式会社ネクストレベル
  • リリース公開日:2024年1月25日

上記調査の結果、パートナーとの「年齢差の平均」として、男性は9.2歳差、女性は8.7歳差となりました。

最も年の差があった夫婦は、結婚時点で夫が53歳・妻が25歳の「28歳差」であり、女性が年上のケースでは夫が35歳・妻が60歳の「25歳差」となりました。

同調査において「結婚時に年の差は気になったか」という質問には、「まったく気にならなかった」「あまり気にならなかった」と回答した人が男性で72.8%、女性は62.0%となっており、半数以上の人が年齢差を気にしていないことがわかります。

気にならなかった人の意見として「性格が合う」「考えが大人びている」といった内容が挙げられ、年齢以外の要素を重視している人が多い傾向にあるとうかがえます。

2. 【年の差婚の本音】パートナーの「いいところ」「残念なところ」ベスト5

近年では女性の社会進出や、価値観の多様化などが進んでおり、年の差婚においてもそこまで珍しいものではなくなりました。

とはいえ、年齢が離れたパートナーと結婚すると、年齢差による価値観の違いやライフスタイルの違いが生じる可能性もあります。

そこで本章では、年齢差のあるパートナーの「いいところ」「残念なところ」をランキング形式で紹介していきます。

2.1 「年上パートナー」のいいところ・残念なところ

株式会社ネクストレベルの調査によると、パートナーが「年上」の人に聞いた「パートナーのいいところ」は下記の結果となりました。

年上パートナーのいいところとして、男女ともに「相手に包容力・忍耐力がある」が1位になりました。

包容力・忍耐力のある年上パートナーだと喧嘩になりにくいだけでなく、人生の先輩として悩みや不安に寄り添ってもらえるため、精神的な支えになるのでしょう。

また、同調査によるパートナーが「年上」の人に聞いた「パートナーの残念なところ」は下記の結果となりました。

年上パートナーの残念なところでは、男女の順位に差がみられ、年上の妻をもつ男性の場合は「偉そうにされる・上から目線」が1位となりました。

年上の女性パートナーと結婚することで、頼りになる反面、人によってはリードされるのが上から目線と感じてしまうのかもしれません。

また、年上の夫を持つ女性からみた、パートナーの残念なところとして「一緒にいられる時間が短い可能性がある」が1位となりました。

厚生労働省の「令和4年簡易生命表の概況」によると、日本の男女の平均寿命は男性が約81歳、約87歳であることから、年上のパートナーと生涯過ごせる時間が短いことを残念に感じる女性が多いようです。