3. サメの魅力と一番好きなサメは?

大きな話題を呼んだサメの肝臓の動画。

動画を投稿したのは、「サメ社会学者」としてサメについての発信を行うRickyさん(@shark_sociology)です。

Rickyさんにサメの魅力について伺うと、「一つ挙げるなら、多様性だと思います。人を襲う怖いイメージが強いと思いますが、大きくても30cm程度にしかならないもの、砂の中に隠れてじっとしているもの、ヒレを使っててちてち海底を歩くものなど、本当に多種多様な仲間がいます」と話してくれました。

また、一番好きなサメについては「一番を決めることは難しいのですが、水族館で見られるサメの中で推したいのはシロワニですね」とのこと。

提供:@shark_sociology

歯がむき出しで狂暴そうに見えるシロワニですが、実際は非常におとなしくてRickyさんも小笠原の海で一緒に泳いだことがあるとのこと。

「全体的なフォルムもカッコイイのですが少しお腹のあたりがポテッとしており、どこか可愛らしさもあるサメです。危険性ばかり強調されがちだけど多様な魅力を持っているサメを象徴する存在のようで、個人的にはもっと人気が出て欲しいと思っています。シロワニは子宮内で共喰いをするとよく紹介されますが、実は観察された事例が非常に少なく、繁殖について謎の多いサメです。そういうミステリアスなところもシロワニの魅力の一つですね」とたっぷり語ってくれたRickyさん。

映画の影響で凶悪なイメージが定着しているサメですが、種類によってその生態や危険度はさまざまなようですね。

4. サメの興味深い生態について発信

ここからは、総務省統計局「家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2020年〜2022年平均)」を参考に全国でもっとも魚介類を購入している都市を紹介します。

1位は富山市の8万8471円で、2位は青森市の8万7151円、3位は札幌市の8万3434円でした。全国平均が7万5171円なので、富山市と青森市は1万円以上魚介類を購入している計算になります。

いかがだったでしょうか。今回は、Xで話題になっている「サメの肝臓」について紹介しました。

RickyさんのXアカウントやYouTubeでは、ほかにも興味深いサメの生態がたくさん紹介されています。気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

参考資料

小野田 裕太