50代の皆さんにとって、老後の貯蓄はより現実味のある問題ではないでしょうか。
仕事を退職し、生活リズムが大きく変わることや、加齢に伴う健康への不安など、老後における不安要素は多岐にわたります。これらの心配を軽減し、老後の生活を楽しむためには、「貯蓄」は大切な要素です。
貯蓄目標を設定する際に、同世代の貯蓄額を参考にすることがです。同年代の人々がどれくらいの貯蓄を保有しているかを知ることで、具体的な貯蓄目標を見極めやすくなります。
そこで、今回は50代の二人以上世帯の貯蓄額を詳しく探っていきます。金融広報中央委員会の資料を確認していきます。
老後への準備をより具体的に進めるために、これらのデータを参考にしてみてください。
今回は金融広報中央委員会の資料をもとに、50歳代・二人以上世帯の貯蓄額をみていきます。
1. 【50歳代・二人以上世帯】貯蓄100万円未満は何パーセントか
50歳代・二人以上世帯で「貯蓄100万円未満」の人はどれくらいいるのでしょうか。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」より、50歳代・二人以上世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。
1.1 【50歳代・二人以上世帯】の貯蓄100万円未満の割合
- 33.7%
1.2 【50歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値
- 平均:1253万円
- 中央値:350万円
貯蓄100万円未満は約1割となりました。