2024年になっても、食品の値上げはじわじわと続いています。

この状況で「同年代の人たちはどれくらい貯蓄できているのか?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

本記事では30歳代~50歳代の貯蓄額の分布をまとめました。

実は貯蓄ゼロの二人以上世帯は、30歳代よりも40歳代・50歳代の方が多いのが特徴です。

後半では、40歳代・50歳代が老後に向けて資産形成において意識すべきポイントをまとめました。

1. 30歳代~50歳代の貯蓄ゼロ世帯は?

30歳代~50歳代の二人以上世帯の貯蓄額をまとめると次の通りです。

【平均値・中央値・金融資産非保有の割合】

  • 30歳代:526万円・200万円・23.9%
  • 40歳代:825万円・250万円・26.1%
  • 50歳代:1253万円・350万円・24.4%

40歳代・50歳代は平均値・中央値では30歳代を上回っていますが、一方で金融資産非保有世帯の割合は30歳代より多くなっています。

子育てや教育費などが家計を圧迫して、貯蓄を減らす40歳代~50歳代が多いものと推察されます。