3.1 50歳以上における賃金が高い業種ランキング
dodaの同調査における、50歳以上の「賃金の高い業種ランキング」は下記の結果となりました。
50歳以上の高収入ランキングでトップとなったのは「総合商社」で939万円でした。
現在の日本の歴史ある総合商社は、日本特有の年功序列が根強く残っていることから、キャリアを積んだ50歳以上の人の年収が一気に上昇するのでしょう。
次いで平均年収が多かったのは「IT/通信」で747万円、次に「金融」が714万円と続く結果になり、40歳代よりも100万円以上アップしています。
なお、職種分類別の1位は「企画/管理系」で、平均年収は812万円となり、こちらにおいても長いキャリアや経験が影響して高収入につながったのではないかとうかがえます。
4. 数十年後の年収も視野に転職の検討を
本記事では、40歳~59歳の「平均年収」を1歳刻みで紹介していきました。
日本の平均年収は400万円台となっていますが、年齢が上がるにつれて徐々に収入が上昇する傾向にあります。
とはいえ、40歳代・50歳以上の年収分布をみても4〜5割の人が年収500万円未満となっています。
数十年後に高収入を目指すためには、業種・職種も大きく関与している傾向にあるため、転職を検討している方は長期的なキャリアアップや収入アップも視野に入れて考えると良いでしょう。
参考資料
太田 彩子