国税庁が公表した「令和4年分 民間給与実態調査」によると、日本の平均年収は458万円となっています。
日本の平均年収は過去30年間400万円台となっており「年収400万円台がごく一般的な年収」とされていますが、年齢が上がるにつれて徐々に年収は高くなる傾向にあります。
では、働き盛りであり役職にも就くことの多い「40歳代」「50歳代」の平均年収はどのくらいなのでしょうか。
本記事では、40歳~59歳の「平均年収」を1歳刻みで紹介していきます。
2024年のキャリアに悩む方もいると思います。
40歳代・50歳代における「年収分布」と「平均年収の高い業種」についても紹介しているので、参考にしてください。
1. 【年代別】平均年収と傾向は?
40歳~59歳の平均年収を確認する前に、20歳代〜50歳代以上の年代別の平均年収を見ていきましょう。
doda(パーソルキャリア株式会社)が2023年12月に公表した「平均年収ランキング(年齢・年代別の年収情報)【最新版】」によると、年代別の平均年収は下記の通りです。
- 20歳代:352万円
- 30歳代:447万円
- 40歳代:511万円
- 50歳以上:607万円
前回の同調査と比較すると、各年代で平均年収がアップしており、20歳代で10万円、30歳代で12万円、40歳代で16万円、50歳代以上で11万円増加、平均して10万円以上増加傾向にあります。
男女別でみると、男性全体の平均年収は464万円で前回から15万円アップしています。
女性全体の平均年収は356万円で、こちらも9万円アップしています。
男性よりも女性のほうが平均年収が低い理由は、出産や育児などを機に正社員からパートに切り替える女性が多いことから、平均年収に差が生じているのだとうかがえます。
年代別の平均年収を見てもわかるとおり、年齢が上がるにつれて男女ともに平均年収が上昇しています。
次章では、さらに40歳代・50歳代に焦点をあてて平均年収を深ぼりしていきましょう。